イタリア関連の長寿番組「BS 小さな村の物語」でだいぶ前に紹介されたカラブリア州コセンツァ県の村ドマニコ(Domanico)。放送は2012年9月8日(再放送15日)とだいーぶ前の放映だったにもかかわらず、現在でも「ドマニコ行きたいです!」とのご要望がたまーにあります。
ドマニコはこんなところ
コセンツァの人でも「ドマニコ?そーいえばそんな名前の村があったかも」な扱いなのに、TVのお陰様で世界の反対側でちょっと有名なドマニコ。というわけで、村内にはほんっとーに何もないのですが。
コゼンツァから車で30分ほどかかります。
谷間に面して開けた傾斜地に作られた村で、すぐ後ろは絶壁上の山という厳しい自然が影響してか、村の高齢化が止まらない典型的な過疎の村です。
主な産業は農業か酪農。郵便局も銀行も、ATMもありません。郵便局はなんとかある。
医者も常駐しておらず、持ち回りで週に数回やってくる程度。ほんとに過疎の村。
この道がコセンツァ市と海沿いの街をつなぐメインストリートで、村のほぼ中心地です。
街道沿いの村なので、住宅地はほぼこの道沿いに集中しています。
村のどこからでもコセンツァ県の穏やかな丘陵地の美しさを満喫できます。
この辺りは養蚕も盛んで、その名残の桑の木畑もたくさん。
が、それしかない。
ゆっくりするにも、ちょーっと入りにくいBarが1軒あるだけ。
宿泊施設はもちろんなく、そもそもレストランが無い場所なので、ゆっくりじっくり、な滞在には向かない場所かと思います。
ただ、村のそこここにかつての農村の雰囲気は残っているような。
70年代の地震以降、この村でも近代的な建築が増えているようですが、ちょっとした角にかつての生活を偲ばせる祠などがあります。
さらっと歩くと30分ほどで見て回れる小ささ。ほぼすべての家がこのメインストリートに面しているので迷うこともありません。小さな食料品店などは営業しているので、小さな村の人たちの生活を覗き見することはできるかも。
BS 日テレ 小さな村の物語(☆)
ドマニコへの行き方
車を利用するのが一般的で、コセンツァ市からおよそ30分。
コセンツァとアマンテア(Amantea)を結ぶPREITE社のバスがドマニコにも停車しますが本数少な目です。