カラブリア州コロナウイルス関連動向まとめ(最終更新3/27)

イタリア・カラブリア州コロナウイルス関連の動向のまとめです。下に行くほど日付が古くなります。
発生当初からのイタリアのスローガン「Andrà tutto bene(大丈夫。きっとうまくいく)」を心に団結しているイタリア・カラブリア州の記録ですが、私がコセンツァ市在住の為、感染者発生や行政の動きはコセンツァ市のものがメインです。ご了承ください。

3月12日の段階で、コセンツァ市内の様子や今後のご案内についてご報告いたしました。
参考までに↓からどうぞ
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3月27日(金)検査数:5385 陽性:494 回復:7 死亡:18
陽性の診断数が、初めて前日から+101名と増加人数100名を超える。
このうち、半数以上が高齢者用施設入居者(2か所)。施設内での集団感染がカラブリア州内で初めて確認される。
全国的には、一旦減少傾向にあった前日比の死亡者数が増加。1日で969名亡くなったとの報道。

3月25日(水) 検査数:4177 陽性:351 回復:7 死亡:11
日本の外務省より「全世界に向けて危険度 2(不要不急の渡航は止めてください)」が発令される。
アリタリア航空が29日以降日本域のすべての便をキャンセルするとの連絡が在伊日本大使館より入る。

3月23日(月) 検査数:3144 陽性:292 回復:5 死亡:7
首長令により、今後15日間にわたって営業できる業種がさらに厳しく制限されることに。外出の際の自己申請証も更新され、罰則が厳しくなる。
コセンツァ市内の自宅から見える範囲では、午前中に買い物や犬の散歩に行く人が数人路上にいる程度。特に15時以降は人通りがまったくなくなり、日没後は車もほぼ通らない。

3月22日(日) 検査数:2872 陽性:273 回復:5 死亡:8←後日7に訂正
カラブリア州全域がレッドゾーンに。市町村を超えての移動が厳しく制限される。主に自治体の境、交通の要衝に警官・軍警察の姿。
市町村エリア内の感染者急増を理由に・感染者0を理由に独自にエリアを出入りする人・外にいる人を厳重にチェックする自治体が増える。
南伊への緊急帰省者の波、まだ止まらず。

3月19日(木) 検査数:1769 陽性:169 回復:2 死亡:3
父の日。
カラブリア大学(UNICAL)、コロナウイルスによる経済困窮家庭の増加を受け、緊急措置として返済不要の奨学金対象者を広げ全額を数か月前倒し(数日中に)支払うと発表。
9月からの新年度は奨学金・補助金対象者選考のハードルを下げ、可能な限り学生を資金援助する声明を発表。

3月18日(水) 検査数:1434 陽性:129 回復:2 死亡:1
町村エリア内を独自にレッドゾーン化をする地区が、ナポリ~シチリア間を結ぶ鉄道線沿線の地域に急増。幹線道路にバリケードを築き、係員・警察がエリア内に入る人・出る人をチェック。
プロトコールに基づきロンバルディア州から2名の重症患者受け入れ。以降病床数に余裕があれば随時受け入れ。

3月17日(火) 検査数:1165 陽性:114 死亡:1
カラブリア州内の村域で感染者急増。
主に北伊からの帰省者の多い村で、北伊帰省者と濃厚接触した人が軒並み感染の模様。「おかえり~」ってBBQしちゃったグループから感染者10名発生のニュースも。
村全体を出入り禁止地区(レッドゾーン)化する地区が2か所出る。

3月15日(日)
カラブリア州内で初めての犠牲者。
コセンツァ県内の多くの市町村長が政府に軍の派遣を要請。

3月14日(土)
公共交通・長距離バスのさらなる減便決定。夜行電車の停止が決定。
コセンツァ市内、目に見えて巡回の警察車両が増える。

3月12日(木)
商業施設のうち、生活に必須な店舗以外と対人間隔1mが確保できないオフィスの営業が禁止に。(銀行・郵便局含む各種公共サービスは営業)
イタリア国内空港のうち、各州の第2空港の閉鎖が決定。これを受けてカラブリア州内は、ラメッツィアテルメ空港のみが稼働。
コセンツァ市内、路面消毒開始。(5日間。その後隣接するレンデ市やその他の市町村でも消毒開始)

3月9日(月)
首長令により全国的に外出が制限される。全土がレッドゾーンに。
外出時は自己申請書携帯が義務付けられる。
南伊方面への緊急帰省者の波、止まらず。カラブリア州は、週末だけで数千人が帰省した模様。

3月8日(日)
首長令により感染者が多い北部4州14件に外出が制限される。(レッドゾーン)
ロンバルディア・ピエモンテ・ヴェネト・エミリアロマーニャ・マルケが対象。

3月7日(金)
コセンツァ市内で初めての感染者発生。
感染者は薬剤メーカーの要職に在り、家庭医たちに薬剤の納品・セミナーを開催。濃厚接触者となったコセンツァ県内の家庭医たちが受け持つ約7万人の市民が家庭医を失うことに。(臨時の家庭医たちでカバー)

3月5日(木)
コセンツァ市、6日からのレストラン等「人が集まる場所」へ対人間隔1mの配慮を求める決定。罰則のない要請の形を取るが、市内ほぼすべてのレストランが順守。コセンツァ県内のその他自治体も追随。

3月2日(月)
週末の間に多数の緊急帰省者があったとの報道。州は帰省者へ届け出と自宅検疫期間を設ける事を要請しているものの、地域によっては全く順守されていない事が届け出実数から判明。届け出数は、概算でおよそ3割にとどまった。
医療環境が脆弱な地域で地元民感情の悪化を受け、帰省者へ自宅検疫を義務付ける自治体が増える。

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2月29日(土)
ミツバチの世話に、コセンツァ市とは別の市町村へ。
※実質的に、市外に出たのはこれが最後

2月28日(金)
カラブリア州内初めての感染者が発生→症状が悪く即入院。北イタリアからの緊急帰省者で、後に配偶者も陽性反応(最初の検査では陰性だった)→症状は軽く自宅療養。

2月25日(火)
北伊での感染者・死者急増をうけ、北伊特定地域に滞在際したことのある人を市町村エリア内に入れない決定をする場所が増える。
村の入り口などで厳しくチェックが行われている地域があるとの情報。

2月24日(月) 
教育機関をクローズしたい州・するなと言う国の間で揺れ動く数日間。市町村により、独自休校の措置を取るところも。
コセンツァ市は24日、独自にすべての教育機関の休校決定→幼稚園~大学までが対象に。
北伊での感染者数増加に伴い、緊急帰省者がさらに増加。
感染者多大のロンバルディア州州知事は、州のクローズを国に要請するも国が動かず・・帰省者も増える一方。

2月22日(土)
カラブリア州内で初めて感染の疑いあり→要検査の人が出る。検査の結果は陰性。その後数名検査が行われ、全員陰性。
北伊で行われたセミナーに参加、飛行機で帰宅したとのこと。

2月18日(火)
北伊ロンバルディア州で、初めての感染者が見つかる。
北伊からの緊急帰省者が増加。

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この記事を書いた人

澤井英里のアバター 澤井英里 Sawai Eri

イタリア半島の南端・カラブリア州在住。普段は専門職、趣味で現地コーディネーターやアテンド、通訳などをしています。一応ソムリエ。かに座のAB型。

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