宿泊が絶対おすすめ。ミシュラン星付きレストラン・Ristorante Dattilo(リストランテ・ダッティロ)考



カラブリア州にいくつかあるミシュラン星付きレストランのうちの一つ・Dattilo(ダッティロ)。
州の東側のクロトーネ県、ちょっと内陸の…おいおい、こんなところにレストランがあるのかね?といった、スゴイ所(笑)に位置していて、ちょっとお高めなお宿併設。豪農ワイナリーCeraudo(チェラウド)が経営母体のレストランなのはご承知の通りです。

古い搾油所を大改装して作られたレストランで、100Haの畑の中の建物。入口の作りからして、雰囲気は最高でございますよね。

宿泊施設の方は17世紀の豪農の建物を改築したもので、小さなチャペルと野外プール付き。
それぞれのお部屋はカラブリア州の土着品種の名前が付いています。

歴史を感じる木製家具がドーンと置いてある内装と、シンプルモダンなバスルームのコントラストが楽しいお部屋は、とにかくベットの寝心地が良いと皆さんがおっしゃる印象があります。笑
わかる。ベッド、大事だよね 笑

実は、某会合でシェフのカテリーナさんとも知り合いまして、ここで10年ほど前に披露宴をしたという知人たちと再訪してきてました。

我々のテーブルがコチラ。
お料理の写真を載せるような野暮はしないですが、ミシュランからも「クリエイティブなお料理」と評価を受けているだけあって、相変わらずアミューズからぶっちぎって飛ばしまくっておりまして、

複雑に合わせた食材を使い、針の穴を通した先の味を求めている

と言った感想を持ちました。偉そうにスイマセン。

この生臭さはイタリア人、大丈夫なのかな?と思う一品もあったし、一般的には冷たくしないお料理をあえて冷製で出して来たり。
ハーブの重ね方、これをココで使うのかという食材の合わせ方、食材の加工の仕方や異なる食感の食材を重ねて得られる「おぉ!」という歯ごたえというか口当たりは本当に面白かったです。

大人11名でしたが、一気にお皿が出て来る辺りはさすが。
サーブの方たちも(シェフのお姉さんもいらっしゃいます)、非常にフレンドリーで冷たいプロフェッショナルな雰囲気では全くなく、最後まで「またね~」といった、アットホームなおもてなしでした♡

お料理全体は「州外から来る人」を強く意識しているように思います。カラブリア州の食材を適度に入れて、カラブリア・アピールもそつなくこなしている雰囲気はバシバシと感じましたよ。

お客さんは、時節柄地元民多め。(我々も全員地元民だしねw)
ドレス・・ではなく、良い生地のさらっとしたYシャツ&素足にモカシン姿が素敵な紳士が、ふんわり長めのたぶんシルクのシンプルワンピースのレディーをエスコートしている、そんな雰囲気です。

で、僭越ながらダメ出しさせて頂くと。

残念だった点がワインリスト。
ご実家ワイナリーのワインが並ぶのは理解できるけれど、その他がちょっと残念過ぎるラインナップ。
ただ、州の外から来た人がワイン頼むのなら「あ。知ってるのがある。これにしよう」と思えるリスト。(←なんとなく伝わりますかね?)

お料理にはこれは盛大に大失敗してるでしょ、という1品もありました。失敗というか、私が理解できなかっただけかもしれないけど(笑)、どこにたどり着きたいのかがわからなかった…
そして、まぁ日本人が「てんぷら」と聞いたら天ぷら出て来るのを想像するんですが、パリッパリの板みたいに固いズッキーニの花(岩塩いっぱい掛け)が出てきて、これはおそらくネーミングミスなのかな、と思ったり。

ともあれ。全体的にクリエイティブながら、どこかに「農家のお料理」っぽさを残しつつ、エグイカンジで針の穴の先を狙ってきますw
穴の先に何があるのか、すごく楽しいひと時を過ごしてきました。

エントランスからして豪農の館な雰囲気たっぷりですので、少しカジュアルダウンした服装で、お気軽に行きたいレストランです。

この他、ワイナリーが経営母体なので、自社生産しているワインのテイスティングコースもあります。
ついでに、Ceraudoのパパさんが運転するトラックで畑を巡るツアーもありまして、これがまた楽しいんだ。

宿の方も大変素敵で、シェフ監修の朝ごはんがとても素晴らしいのも特筆かと。
レストランだけに訪問するのはもったいない。
宿も取って、早めにチェックインしてゆっくり楽しむべき場所だなと思います。

 

Dattilo
contrada Dattilo, Strongoli
要予約(サイトから予約できます。)
※レストラン予約時にカード情報必須
※車が必須

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