ユダヤ教徒が厳格に守るお食事のルール「コーシャ」についてのイベントに参加してきました。友人が企画・運営したこのイベント、コーシャを取り扱うイベントとしてはカラブリア州初めてとなります。
イスラム教徒のハラールに似ている考え方で、ユダヤ教徒の方たちには食べても良い、と決められている食べ物しか口にしません。
およそ5000年ほど前に決められたルールを厳格に現代でも守るってすごいことですよ。。
こちらに食べても良い、とされている食べ物の説明などがあります。
食べても良い動物(例えば牛・鶏)も、コーシャが定める方法で飼育され賭殺、加工されなければならず、さらに調理器具や調理環境&方法、盛り付けなどにもルールがあって、門外漢から見ると「これはお料理する人大変そうだ💦」といった感想。
コーシャが定める方法で販売まで至った品にはお墨付きのマークがつきます。このマークを頂くのもほんっとーに大変な過程を踏むそうなんですが、「健康に育てられた動物」とか「正しく加工された品」ですよ、といったお墨付きマークでもあるので、市場関係者はコーシャマーク取得に積極的なんだそう。カラブリア州が誇るツナ缶メーカーCallipo(カッリポ)さんもコーシャマーク付きです♡
大変興味深かったカンファの後には、コーシャな食べ物の実演&試食がありました。使うお鍋にもルールがあるんですよ。
カンファの為にいらしたラビの奥様がお料理の監修。
ラビ(左側の方。右は友人)がまた、素敵な方で。ユダヤ教徒のカラブリア定着の時期や場所、彼らが持ち込んだ食品や文化などなど、常日頃から疑問に思っていたことを色々伺えました。
国営放送(RAI2)のエライ人と一緒だったんですが、パパラッチされてました(笑
食材集めから非常に大変だった、と友人がこぼしていたのも納得。コーシャの世界ってこんなに厳しいんだ!っていう驚きから、なぜこのようなルールができたのか。現代ではどのように守られているのか。興味の尽きないイベントだったと思います。
今後もこのような「異文化」のイベントにたくさん参加できるといいなぁと思う今日この頃。
さて。最後にお知らせを。
カラブリア州内で協賛してくれるお店・個人・ホテル・企業などと、小さな協賛グループを発足させます。すでにホームページではご紹介中ですが、詳細を来週あたりにブログでもお伝えします。
割引や粗品進呈など、それぞれがそれぞれの方法で「カラブリア州に来てくれてありがとう!」の気持ちを込めました。
来週のブログ更新をお楽しみに♡