円卓の騎士も来たらしい由緒正しい岩場に向かうシラ国立公園内の周遊コース・そして犬Meets牛(416番コース・その2)

先週末のトレッキングというかノルディックウォーキングの記事に「カラブリア州内のトレッキングコースをもっと!」という反響を複数いただきまして、基本モヤシ生活のワタクシがご要望に応えられるのか・・とドキドキしつつ前回お伝えした416番コースの反対側の独立したコースについてお伝えします。
前回の記事はこちらからどうぞ
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普通に。。囲いの無い場所に馬がいますね。。
ちょっとややこしいんですが、シラ国立公園内の416番コースは非常に長いコースで、コースの両端に周遊コースがくっついてます。私が前回行ったのはこの2つある周遊コースのうち1つ。2つの周遊コースの間は約2㎞ぐらい離れているので、もはや同じ番号を持ったトレッキングコースじゃダメなんじゃ。。と思うけれど。それは言わないお約束です(笑

416番コースのこちら側は、森林の中がメイン。そして、森林の土台になっている部分は花崗岩(イタリア語でグラニートGranito)です。国立公園になるまで、シラ産の花崗岩は建築資材として使われていて、コース上には石切り場跡もたくさんありましたよ。

少し平地も歩きます。森が切れると日差しが強い💦
気温25℃ぐらいでもカラブリア州の日差しは強烈。帽子はあった方が良いですよ。

古い標識もありました。木に打ち付けてあるよ。。

トレッキングコースは個人の敷地内を通過するものもあります。放牧のやりかたによって、もしくは敷地の境界にはこのような柵が作られています。トレッキングコースなのでもちろん通過は可能なんですが、柵は元通りに戻しておくのがマナーです。

そして突如現れる石切り場・・じゃなかった。十字軍に派遣された騎士たちがなにやら集まって誓いを立てたらしい場所。
「らしい」というのは正式な書類が残っていないから。

シラ国立公園内はカール大帝(8世紀~9世紀の人)にちなんだ地名や逸話が大変多く残る場所で、カール大帝からだいぶ時代が下った十字軍に派遣された騎士たちについての逸話もあちこちに残っているんですよ。
ま、本当にいたのか・来たのか、っていうのは歴史家にお任せするとして。つい昨日まで石切りをしていたかのような、見事な切込みの入った花崗岩でした。
一見の価値あり。

このコース、クロカン用だった前回のコースと異なり、木に標識が打ち付けてあったり、大きな石切り場があったり、石の隙間を通る道があったりでとても楽しかったです。
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そして見つめあう2匹(笑
ポドリカ牛って、本当に好奇心旺盛(笑

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この記事を書いた人

澤井英里のアバター 澤井英里 Sawai Eri

イタリア半島の南端・カラブリア州在住。普段は専門職、趣味で現地コーディネーターやアテンド、通訳などをしています。一応ソムリエ。かに座のAB型。

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