夏の最後の大仕事。一家総出の自家製トマトソース作り

雨が多かった夏の影響を受けてトマトの収穫も遅れ気味だったカラブリア。9月末にやっと我が家でもトマトを使った保存食作りを完了しました。

今年もざっと400㎏分のトマトを加工。数日に分けて行う作業の内、一家総出で行うトマトソース作りの様子をお伝えします。

畑の管理をお願いしている農家さんがこの日持って来てくれたは約250㎏のトマト。25㎏程度入るプラケースが11個届きました。

トラックから下すのは男性の仕事ですが。。見ているだけで腰がツライ(笑

後は流れ作業です。

洗って半分に切って中を確認。その後軽く茹でて、潰して。瓶に詰めてから煮沸します。

一番大変なのが洗って半分に切る作業。一つ一つ確認しながら、丁寧に洗います。ま、完全BIOなんで農薬の心配はないんですが中が悪くなっているモノもあるのでココは慎重に。

軽く茹でるのは、やっぱりこれも殺菌するため。今年は雨の影響で少し水っぽいので、濃縮させる意味もあります。

ついでに晩御飯用のひよこ豆も煮てしまうのがカラブリア流。この壺、80年ぐらい前から山の家にあるものらしいです。ゆっくり煮あげたお豆って、美味ですよ~♡


電動のプレッサーにかけてトマトソースを絞り出します。水分と固形(皮とか)が別になって出て来るこちらのプレッサーは、カラブリア州の家庭の一家に一台はあるもの。電動が壊れてもOKなように、大抵は手動の古い物も持っていることが普通ですw

固形分は数回プレッサーに通し「これ以上もう無理!!」っていうぐらいまでトマトソースを絞り切ります。

で、後は瓶に詰めて・・

煮沸&真空処理。

沸騰するまでガンガン薪を炊き、沸騰したらそのまま放置→翌朝回収のパターン。

作業の合間に頂く、残ったソースで作るシンプルパスタが一番のごちそうだったりします♡

 

実はこの時期、トマトがどんどん収穫できていたので・・どんどん農家さんが持って来てくれて。これをトマトソースにしたり湯皮剥きして瓶につめたりと忙しい一週間でした。トマトソースも準備できたので、冬を迎える支度はほぼ終了。

こんどはオリーブオイル作りですが。。今年は私が作業できないので、全部農家さんにお任せの予定です(汗 こ、こーいう年もあるさ!

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この記事を書いた人

澤井英里のアバター 澤井英里 Sawai Eri

イタリア半島の南端・カラブリア州在住。普段は専門職、趣味で現地コーディネーターやアテンド、通訳などをしています。一応ソムリエ。かに座のAB型。

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