悩む喜び。いつものお店で用途に合ったパンを買う生活@カラブリア州

以前お伝えしたように()、カラブリア州コゼンツァ県コゼンツァ市では県内各地から集まる美味なパンが選び放題。どれも自然酵母を使い、コダワリの麦・こだわりの製法で作られているパンで、用途によって買い分けることが可能です。

今日は明日のランチ会用パンを購入しに、いつものお店にやってきました。そろそろクリスマスシーズンなので、この時期のお菓子も並び始めています♡

上部の黒板には「○○のパンは××曜日に入荷します」と書いてあります。

特にこだわっているパン屋さんのパンは毎日入荷しません。酵母を育てたり、じっくり醗酵させるためらしいんですが、パン屋自体が「ウチのパンは毎日出荷できないからね!」と宣言できる緩さもいいですよねーw

本日探していたパンの1つがこちらの「Pane brutto di Rogliano」。『ロイアーノ村のぶさいくパン』とでも訳しましょうかw

きな粉を掛けたような粉々感と、ぶさいくパンの名に恥じない形の悪さが特徴です。パン皮もしっかり厚く、切ると空気泡の穴がいっぱい。切ってもぶさいく! でも噛むごとに甘味とまろやかさを感じられて美味~♡

このパンに合わせたいサラミがあったのでこちらをお買い上げ~♪ 1㎏で3ユーロぐらいとカラブリアのパンの中では少しお高いです。

そして、お馴染みCutiのパンもGet。

こちらはセコンドのお肉料理に合わせたくて購入。我が家ではこのパンが切れると暴動が発生しますw

実はCutiにするか他のパンにするか迷ったのですが。。。結局そろそろ在庫がなくなるCutiになりました。

どのパンもまだ温かいので、専用の紙袋に入れてくれます。これじゃないとせっかく固く焼きあがっているパンの外皮がふにゃっとしちゃうからね!

コゼンツァの人はホカホカのパンを購入することに執念を燃やしている人も多く・・・パンが出荷される日のランチにホカホカのパンが食卓に並ばないと、しょんぼりしちゃうお父さんもいるんだとか。←どんな駄々っ子ですか(笑

これだけたくさんのパンが並び、しかもそれぞれが特徴を持った美味しさ自慢なので。。実は毎度、どのパンを購入するか迷います。悩んでいるのを察した店員さんに試食を進められ、試食してみてさらに悩むと言うw

お買い物上手なマンマたちのように「決め打ち!」で購入できるようになる日は来るのかな。。

店員さんはどのお客さんがどのパンが欲しいのかだーいたい把握していて、こちらの顔を見て「今日はまだトラックが来てませんー」みたいなことを教えてくれます。

そのうえで、こちらの好みがわかっているんでしょうか、似ているようで似ていない、それでも美味なパンをお勧めしてくれたり。イタリアの店員、凄い!と思う瞬間。。。

クリスマスシーズン突入目前なので、このお店のショーケースにもクリスマス菓子も並び始めています♡

「カラブリア州のお料理レッスン()」でも人気のレシピ、ピッタンピリャータ(Pitta’mpigliata)はコゼンツァ県のサンジョバンニインフィオレ(San Giovanni in Fiore)村が発祥。コゼンツァ市の裏山・シラ国立公園内の小さな村なんですが。。。そこのピッタも販売中! やっぱり本家本元は強いw

そろそろ我が家もクリスマスの準備を始めないとー!

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この記事を書いた人

澤井英里のアバター 澤井英里 Sawai Eri

イタリア半島の南端・カラブリア州在住。普段は専門職、趣味で現地コーディネーターやアテンド、通訳などをしています。一応ソムリエ。かに座のAB型。

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