早春のカラブリア州はお祭りシーズン。
本年は、通常のお祭りの他にイタリアの農協的な団体(Cordiretti)のお祭りがコセンツァ市で開催されるなど、特にお祭りが多い春でした。
私としても、ご案内のスケジュール内に「お祭りを訪問(視察)」という項目があるグループが立て続けに2件というのもとても珍しいことです。
Cordiretti(コルディレッティ)のお祭りは、州規模の物では無くて全国規模の物。全国規模の祭典は、カラブリア州では初開催でした。
コセンツァ市のホコ天になっているメインストリートが会場となり、主にカラブリア州のCordiretti会員だけでなく、イタリア全国から出店したCordirettiのブースが並びました。
さすが全国組織。潤沢な資金力!!と唸りたくなる専門ブースがたくさん出て、連日小さなセミナーが沢山開催されるアナウンスがだいぶ前にあったので、ご案内予定のグループの方たちと相談していくつかに参加する事に。
中には欧州レベルで著名な専門家のセミナーもありました。
人気講座はあっという間に予約枠が埋まったそうですが、オーガナイズ側もコセンツァ市でまさか日本人グループが参加すると思っていなかったので(笑)色々と便宜を図ってもらうなどして、希望のセミナーはコンプリート。
通常、農家を訪問するだけでは見えてこないアレコレや、セミナーを通じてご案内中の方たちと生産者がつながるなどして、副産物的な嬉しい事もありました。
お祭りに参加しなかったら出来なかったご縁なのでね…大きく育つと良いなと思います。
そして3月中旬に開催されたコセンツァ市のお祭りFiera di San Giuseppe(フィエラ・ディ・サン・ジョゼッペ)は、別のグループの方たちをご案内することに。
マジメなお仕事が目的でカラブリア州に滞在中の皆さんをアテンド中でしたが、ちょっと気晴らしになるかなと騒々しい夜のフィエラをぶらぶらと散策するなどしました。
このお祭り、食器などキッチン用品が格安で並びます。
休止の年もあったので、そぞろ歩きが出来る様になって良かった。また気軽にイタリアまで来れる様になってよかったですねぇとしみじみしながらの散策でした。
研究、調査の為にカラブリア州にいらっしゃった方たちのアテンドも担当し、非公開の教会の深淵に入れて頂く経験もしました。
アテンドを通じて、より深くカラブリア州を知る。
そんな春です。