毎年恒例・ワイルドブラックベリーのジャム作り

先日、コゼンツァの裏山で摘んできたワイルドブラックベリーをジャムにします。

収穫の際はプラ容器推奨。イチジク摘みの際はカゴが良いけれど、実がつぶれやすいベリー系はプラ容器の方が管理が楽です。収穫後すぐに加工しないといけないイチジクと異なり、ベリー計は1日程度なら冷蔵庫保存ができるので、我が家では蓋つきのプラ容器で収穫しています。

作り方は簡単で、まずひたすら洗います。

農薬はもちろん使われていないし排ガスの心配もない場所だけれど、細かいゴミや小さな虫などがついているので。ジャムなんで微量でもタンパク質はいらないですw

私は重曹を使って付け置き洗いをし、その後何度かすすぎ洗いしています。

白い砂糖はあまり使いたくないのだけれど・・今回作る分は全て地元のおばあちゃんたちにプレゼントするので、オーソドックスに白砂糖を使用。

保存期間にもよりますが、ワイルドブラックベリーの重量の80%~120%が砂糖の分量の目安かと。砂糖が多くなるほど長期保存に向きます。80%でも1年ぐらいならOKかな。軽くかき回して、そのまま1時間ほど置いておきます。時間が無かったら、このまま加熱を初めてもOK。

こちら、出かけていて3時間放置された状態(苦笑。

十分に果汁が出ているので・・このまま加熱を始めます。今回はペクチンを入れずに作ったので、約2時間煮込みました。

煮汁に十分な固さが出たら加熱は終了。

ここで登場するのが、自家製のリモンチェッロ!

火を止めてから好みの分量入れます。今回は・・大匙3杯分くらい入ったかな?

ジャム作りの最後にアルコール分を入れるマンマは多くて、ラム酒などが使われているみたい。フルーツによってもお酒をかえます。

煮沸消毒しておいた瓶に詰めます。

カラブリアでは、というか私の周りでは、瓶詰の物を親しい人からプレゼントされたら後ほど瓶だけ返します。瓶は再利用できるので返された方も嬉しいけれど、難しいのがお互いの関係性。

あまり親しくない人から瓶を返されたり返したりすると「またプレゼント期待してる♡」な意味になりかねないので、カラブリア生活も結構気を使うのよ(笑

アツアツの内に蓋をして、ひっくり返してそのまま冷まします。

完全に冷めたら冷暗所(冷蔵庫でない)で保管。2か月ぐらいたってからが食べごろ♡

今回のジャムは、すべて地元のおばあちゃん達へ。かつて山に摘みに行きジャムを作っていたけれど今はソレが難しくなった高齢者に対して、ある団体が「季節の味を届けましょう」的な活動していて今回はこの活動のお手伝いを。子供たちも独立し、大きなクロスタータを焼く事もないので使い切りができる小さな瓶入りが都合が良いんだとか。

毎年恒例の味らしく、楽しみにしてくれていますが結構味にうるさくて。毎度あちこちから「もっと砂糖!」とか「砂糖少なく!」とか色々な声が上がりますけどね(笑

 

ワイルドブラックベリー摘みの様子はこちらからどうぞ(

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この記事を書いた人

澤井英里のアバター 澤井英里 Sawai Eri

イタリア半島の南端・カラブリア州在住。普段は専門職、趣味で現地コーディネーターやアテンド、通訳などをしています。一応ソムリエ。かに座のAB型。

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