甘いカラブリアの保存食。我が家のジャムの記録

我が家のジャムはフルーツから自家製の物、または親しい友人が作った物に限定しています。
その影響でその年に作るジャムの種類が異なります。気候次第で採れる果物も変わり、糖度も違うので毎年同じレシピ、というわけにはいかないのですが、まぁだいたいざっくりレシピで作っています。

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我が家のジャムはこんなカンジ

という訳で。本年の作ったのはこちら。
写真を撮りやすいように大きさの違う瓶を出してみましたが、それぞれメインは大瓶(およそ750ml入り)か中瓶(およそ250ml入り)で作って、差し上げる分などは小瓶に入れています。

写真では後列左端が750ml瓶、他の2つが250mlの瓶ですね。

後列中央、ミエレディフィーコ(Miele di fico)はイチジクの蜜という意味。
乾燥イチジクを加工する際に出る果糖を煮詰めたもので、9月に入ってから作ります。

この他、洋ナシ・イチゴ・ブドウのジャムを作ることも。
良い果実をたくさん入手できることがジャムにする最低条件なので、気候の影響を受けやすい洋ナシとイチゴは毎年作れるというわけではありません。
ブドウは種を取るのが大変なので、その年の気合次第でしょうかね。

一方で、特定の果実が豊作だとジャムだけだなくシロップ漬けにもします。
シロップ漬けは朝ごはんの際にヨーグルトにどーんと入れて食べるのが好き。

季節の果物を使ったジャムのレシピ

材料

  • 季節の果実
  • 果実の重量の30%以上の砂糖
  • レモン汁(果実のおよそ10%)
  • 好みで香り付けのための香辛料やハーブ、酒類

作り方

  1. ジャムつくりに適したよく熟したものを選び、しっかり洗う。
  2. 水気はよくきり、大きめの鍋に砂糖・レモン汁と一緒入れたらしばらく(果実によっては一晩)置く。
  3. 香り付けに使う香辛料やハーブも加え、火にかける。
  4. 好みの硬さになるまで、焦げ付きに注意しながら煮込む。←110℃にならない程度の温度がおすすめ
  5. まだ熱いうちに清潔なガラス瓶に移し蓋をする。←蓋とジャムの間に5~10㎜程の隙間があるとよいです
  6. そのまま冷ます。
  7. 瓶が真空状態になっているのを確認出来たら、冷暗所で保存する

砂糖の分量が多いほど保存できる期間が長くなります。我が家では、キッチン脇のパントリー内(もちろん冷房なし)で保管していますが、この環境で2年はOK。ただし、このどのご家庭でも同様ではありません。
自家製保存食に失敗はつきもの。真空にならなかったり、カビが出てしまったり、味が落ちていたり。私もいろいろありました。
失敗しながらちょうどよいつくり方を見つけてください。

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この記事を書いた人

澤井英里のアバター 澤井英里 Sawai Eri

イタリア半島の南端・カラブリア州在住。普段は専門職、趣味で現地コーディネーターやアテンド、通訳などをしています。一応ソムリエ。かに座のAB型。

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