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やっと終了したコゼンツァのお祭り。期間中、主要道路は全面封鎖&公立校は休校ですw

3月19日の父の日(San. Giuseppe・聖ヨセフの日)に合わせて開催される、コゼンツァ市最大のお祭りがFiera di san giuseppe(フィエラ ディ サンジュゼッペ)。13世紀初頭の偉大な王様・フェデリコ2世によって現在の形に整備されたと言う、本来は東方からやってきたキャラバン隊が商店した市場が起源の古いお祭りです。

キャラバン隊はシルクロードを通ってカラブリアに入ってきていて、東方の珍しい食材・陶器・織物・家具を販売していたんだとか。カラブリア州内に養蚕が伝わっているのも、彼らのお陰なんですよね。

現在でも当時の面影を残した物を扱う屋台が並びます。今年は14日~20日まで開催。期間中、市内の主要通りは通行止め。ま、屋台が並んでますんで車は通れないw

さらに公立校は軒並み休校。ちょっと早めの春休みです♪

主要通りが軒並み通行止めになっているので、幹線通りも大渋滞。このお祭りの期間中は近隣からものすごい数の人がコゼンツァ市に押し寄せるため、高速道路も大渋滞。街に住んでいる人間にとってはちょーっと不便が続く一週間なんですが、伝統なんで仕方ない仕方ないw

家具に加え、普段は見られないような「郷土な道具」も扱うお店が並びます。電柱に立て替えてあるのは、パン生地を捏ねるための道具。コゼンツァの方言でマイッラと言います。こんなもの、どこの家庭にも2つはあるはずなのに。。誰が買うの? 観光客??

食べ物屋さんもたくさん出ます。ストリートフード系からジャンク系までより取り見取り。なぜかシチリアやプーリアからのお店が出てて「うちのフィエラ(お祭り)と全然関係ない!」と地元民が文句言いつつ並んでたりw シチリアのお菓子は美味だからねぇw

毎年代わり映えしない内容ですが、今年はなんといってもこちらの橋が異様を放っておりましたw 夜は夜で、ライトアップされていて綺麗でしたよ♪

ほぼどこからでも見える大きさ。ちょっと場違いなほどモダンなつくり。うーん。。。(笑

橋についてはこちら(

テーブルウェア狙いの主婦もたくさんいますが、私が狙っていたのはこちらの陶器類。実はカラブリア州内で作られている普段使い用の陶器で・・暖炉など直火で使うものです。

山の家のある村の、お隣さんから頼まれていたモノで、壺状の陶器でお豆を煮るとそれはそれはふっくらと炊けるんです♡ 暖炉、いいなー。

 

市民にとってはちょっと不便だったお祭り騒ぎな一週間も無事に終わり、本日よりコゼンツァは通常営業に戻りました。

この後に復活祭があって、復活祭が終わるころには夏野菜の苗の植え付けが始まります。

畑仕事が始まると一気に夏が来るカラブリアですが、まずは復活祭を無事に、なんとか無事に終了させたい!と願っている主婦は多いはず。

今年も大騒ぎな復活祭になりそうな我が家も。。。今から戦々恐々ですよ(笑 とりあえず復活祭用の仔ヤギちゃんの準備を始めないと~

 

 

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この記事を書いた人

澤井英里のアバター 澤井英里 Sawai Eri

イタリア半島の南端・カラブリア州在住。普段は専門職、趣味で現地コーディネーターやアテンド、通訳などをしています。一応ソムリエ。かに座のAB型。

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