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イタリアの美しい村・コセンツァベッキア(Cosenza Vecchia)

イタリアの最も美しい村「I borghi più belli d’Italia」に、カラブリア州コセンツァ県コセンツァ市の旧市街地が認定されました。
コセンツァ市自体は人口約7万人のですが、新市街ではなく旧市街地のみのエントリーです。
旧市街地内では、およそ4000人ほどが生活しています。

コセンツァ市は7つの丘に囲まれていて、丘の間を流れる2つの大きな河・ブセントとクラーティの合流地点を境に、丘側を旧市街地、合流地点の向こう側を新市街地として発展しました。
なので・・旧市街がそびえる丘の上から新市街地を見ると、写真の様にクラーティ川に沿って街が発展したのが良くわかります。
写真右手、クラーティ川にかかっている白い橋が建築家・カラトラバによって設計された橋。

ヨーロッパ内のカラトラバ設計の端の中で最も高さがある・・という、微妙なところが自慢ですw

旧市街地は、パンクラツィオ丘の斜面をぐるっと囲むように作られていて、丘の頂上にお城があります。
ブセント川とクラーティ川の合流地点に橋が架かっていて、そこからお城まで一気に登っていく道がメインストリート。(この道しかないので迷う要素がないですw)。メインストリート沿いに、昔ながらの工房が並んでいまして、まぁ。。中世の雰囲気はたっぷりでございますが、若干治安がよろしくない場所もあるので不用意な散策はご注意を。

在住ですんで、声をかけて頂ければご案内しますよ♪

メインストリートの登坂に飽きてきたころ(笑)に、コセンツァ市で最も古いバーが登場。カッフェ・レンツェッリ(Caffè Renzelli)といいます。
内装も開業当時のテーブルとかがあるので、ぜひこちらで一休みを。

旧市街地内にはドゥオーモや歴史的な建築物や、博物館・美術館がずらりとあります。
それぞれそんなに大きくないので、ゆっくり巡っても1日あれば十分かな、といったところ。

コセンツァはナポリ王宮文化の影響を非常に受け、当時ヨーロッパ最先端のアカデミーであったナポリアカデミー設立に尽力した学者を多数輩出しました。
教育に対しても非常にリベラルで、南イタリアのナポリ文化圏では学術・政治の街としてそこそこ重要な位置を占めています。

「正統な」と冠付けされるコセンツァ人は、人道的な配慮に優れ、豊かな教育環境に底支えされた独自の政治的感覚を持ち、外からの文化・風習に対して非常に寛容です。
まぁ、私は彼らのそんなところも好きでコセンツァ在住になっているわけですが・・

派手な見どころには欠けますが、度重なる大地震の被害を乗り越えて今まで必死に守られてきた建築物などを見ることが出来ます。

Cosenza Vecchia/コセンツァ市旧市街(

交通:ラメッツィアテルメ空港/駅から車で40分ぐらい。空港発のバス便もあり。電車はパオラ(Paola)乗り換えもしくはコセンツァ直通電車利用

ご注意:治安の悪い場所もあるので、夜の一人歩きや人気の無い路地などには入らないなどの一般的な注意が必要。

ご案内:コセンツァ市在なのでばっちりです♡ お気軽にお声がけください。

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この記事を書いた人

澤井英里のアバター 澤井英里 Sawai Eri

イタリア半島の南端・カラブリア州在住。普段は専門職、趣味で現地コーディネーターやアテンド、通訳などをしています。一応ソムリエ。かに座のAB型。

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