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カラブリア在でも冬にだけ作る、エミリアロマーニャ州の郷土パスタ

主人の兄2人が義父の母校・ボローニャの大学で学んだ関係で、主人も高校生のころからお兄ちゃんたちを訪問しに大都会ボローニャによく通っていました。主人の親せきの中で、ボローニャ大学とナポリ大学の卒業者数が多いのは、まぁそれなりに理由があるんですが・・ともかく一番上の兄は勉強を修めた後カラブリアに戻ったけれど、真ん中の兄は現在もボローニャ在住。我々もボローニャ在だった時期があるため、そんなこんなでエミリアロマーニャ州の郷土パスタにかなり馴染みがあります。 ※イタリアの高校は5年制。ちなみに主人はコゼンツァのカラブリア大卒です。大都会ボローニャに行ったら遊び過ぎて落第すると思ったらしいw

我が家には冬限定で作るパスタが何種類かあって、どれもエミリアロマーニャ州郷土パスタ。そのうちの1つが、↑の具材を全部ミキサーにかけオーブンで焼き上げるズッパインペリアーレ(Zuppa imperiale)。

小麦粉・卵・生ハムなどが入ります。合わせるブロードは野菜の物が我が家のルール。こちらは元旦ランチに必ず出て来る定番メニューです。

そして、言わずと知れたトルテリーニ(Tortellini)も大量生産→冷凍します。

生ハム・モルタデッラ・パルミジャーノチーズと豚肉を贅沢に具材に使う、食い倒れの街ボローニャにふさわしい一品。本場は去勢鶏でブロードを取りますが、我が家では鶏と牛&野菜でブロードにします。去勢鶏、香りが独特で。。。苦手。。。

卵生地はタリアテッレを作るのと同じ要領。卵1つで小麦粉100gが目安ですが、100g完全に使いきることは少ないと思います。

特に良い小麦粉の場合、80gぐらいが目安かな。具材は豚の肩肉を使いたいんですが・・・サルシッチャにも使われる豚の肩肉、豚仕事真っ盛りの冬場にある程度の量を確保するのは結構大変だったりしますw

私はコット(Cotto)と言われる、豚肉に火を通してから他の具材とミキサーする作り方が好き。ミキサーしすぎて具材を練らないのが我が家のルールです。

だいたい、一回で3㎏~5㎏分のトルテリーニを作ります。このトルテリーニは、クリスマスまでに作っておくのがルール。なぜなら・・

で、トルテリーニ作りで出る余り生地で12月26日に消費するタリオリーニ(Tagliolini)も作るから。

12月26日(聖・ステファノ)は、ステファノさんが親戚にたくさんいる主人一家が集まってタリオリーニを食べる日でもあり・・・要するに、24日・25日と食べすぎちゃったけど26日も集まらなきゃいけないから暖か系パスタで♪っていう配慮なのかもしれないけれど・・・とにかく26日にタリオリーニを食べるために、クリスマス前にトルテリーニを作ると言う、手段と目的が反対なような気がする現象がおこりますw

タリオリーニもブロードで頂きます。

カラブリア州には無い、ブロード利用で卵生地のパスタ。生ハムやモルタデッラを使う具材。冬の間だけの限定メニューですが、エミリアロマーニャ州を感じるひと時です♡

 

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この記事を書いた人

澤井英里のアバター 澤井英里 Sawai Eri

イタリア半島の南端・カラブリア州在住。普段は専門職、趣味で現地コーディネーターやアテンド、通訳などをしています。一応ソムリエ。かに座のAB型。

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