ブログ全体で記事のリタッチ中です。しばらくお見苦しい状態ですがご容赦ください

カラブリア州コセンツァ市、旧市街地のど真ん中(コルソ・テレジオ)を歩く

コセンツァ(Cosenza)の街の旧市街地、そりゃもう歴史が蓄積しているココを散策するなら、新市街地から登るよりもテレジオさんがいるこの広場から下るルートがお勧めです。

手前の像がテレジオさん、後ろがコセンツァの劇場です。表玄関付近が綺麗なのは、大戦末期に連合国空軍に爆撃された*からっすよ。

テレジオさんが見つめているのが、コセンツァ県の県庁。係員がいれば、ですが中も見学できます。無駄に豪華な議場とか必見w

コセンツァ旧市街地歩きはココから始めるとGoodです。ちなみに、写真右手が大きな公園。夜間はちょーっとお勧めしませんが、日中は散策に私もワンコと行く場所。ただ・・人影の無いところにはいかないようにしてね♡

テレジオさんの奥に続くのが旧市街地のメインストリート、コルソ・テレジオ(Corso Telesio)です。変な時間に行ったので・・人がいないw

ここをひたすらまっすぐ下っていけば、コセンツァの人たちの心の支え・ドゥーモやコセンツァ最古のバー・レンツェッリなどがあります。

[kanren postid=”1883″]

道路の左右は歴史的な建物がいっぱい。旧市街地の丘の上にある高校(古典を勉強する高校)は、主人の家系のすべての人たちの母校。もちろん主人と兄2人もココの卒業生です。

奥のギリシャ神殿風な建物の一角に、現在は漫画に関する博物館があります。ちなみに、旧市街地内には確か4軒の博物館・資料館があるはず。実は私も全部見れていないんですが・・語るべき歴史はごっそりとあるコセンツァですんで、山盛りの資料と共に色々展示してあるみたいですw

この坂が、現在も高校生たちの通学路。

コルソ・テレジオにすべての道が繋がってはいますが、小路に入ってしまうと中は迷路。さらに暗いところは入らないようにすれば、気軽な街歩きが楽しめます。

コセンツァ最古のバーというか、カフェなんですが・・・ともあれ、カフェ・レンツェッリ(Caffè Renzelli)もすぐにわかるかと。この辺りは最近再開発中。もともと建築家の現在のコセンツァ市長が頑張って、カラブリア州を代表する企業さんに支店を出してもらう計画が進んでいます。

お土産物屋さんもちらほらと出来てきて、なんだかコセンツァも観光に力を入れてるみたい!?な雰囲気漂う一角ですw

コルソ・テレジオ自体はたいして長くないので、ゆっくり歩いて片道20分ぐらい。下の新市街地と旧市街地を分ける橋まで行って・・は結構歩くので(笑)、ドゥーモあたりまでぶらっと行って帰って来るコースを推奨。

実は・・コルソ・テレジオは南イタリアで最も有名なバイオリン工房があったり、コセンツァの方でEUで高く評価されている画家さんの画廊、3代以上続く靴屋と、けっこう職人ストリートだったりするんですよ。ここにカラブリア州の家内工業メーカーさん達の支店が並んでいるので、ちょっと面白い物・珍しい物を探している人には楽しい一角になっています。

お時間あったらぶらりと街歩きをどうぞ♪

*コセンツァの爆撃:1943年4月12日のこと。英国空軍メインの混合部隊と言われていて、空爆による死者は70人。交通の要衝たる鉄道・大きな通り・橋がターゲットになったが、劇場やら図書館も「間違って」爆撃された。小学校も爆撃をうけ、児童の犠牲者も。

この記事が気に入ったら
フォローしてね!

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!

この記事を書いた人

澤井英里のアバター 澤井英里 Sawai Eri

イタリア半島の南端・カラブリア州在住。普段は専門職、趣味で現地コーディネーターやアテンド、通訳などをしています。一応ソムリエ。かに座のAB型。

お問い合わせはお気軽にどうぞ

目次