アルバニア系イタリア人・アルブレーシュの人たちは基本的に正教会系のカトリック。グレコ・ビザンティン様式の教会内は、The・カトリックな教会の内部とはだいぶ異なる装飾がされていて一見の価値があります。
教会に入ってまず気が付くのが、祭壇が見えない事。そして彫刻が無い事。グレコ・ビザンティン様式の教会では、正教会系の伝統に従いモザイク画などが装飾に使われるんですね。モザイク画はギリシャから運ばれてくるもの。他の宗教画は・・漆喰に直に描きます。
Civita(チヴィタ)の教会ではこの絵画の修復(というより、本来の正教会系の装飾に戻すための作業)が行われていて、運が良いと絵描きさんに会うことが出来ます。
下書きも無いように見えるんだけれど・・・白い漆喰の上に宗教画を書いているこちら、チヴィタ出身の宗教画家さんです。正教会系の教会の宗教画を専門にしていて、お仕事の都合でミラノ在住。まぁね。。いくらアルブレーシュが多いと言っても、カラブリアにいてもお仕事少ないでしょうしね。。。
主にバルカン半島の教会内装を手掛けることが多いんだそうです。
まとまったお休みが取れるとチヴィタに戻ってきて、ココの教会内装を仕上げているため、いつでもいらっしゃる訳ではないんだけれど。。夏休み中はかなり高い確率で会えるはず♡
村の人たちの信仰の場。
正教会系の教会があるべき本当の姿・この壁面いっぱいの宗教画が見られる日も近いはずです。
場所
チヴィタ(Civita)村の中心の教会
※信仰の場なので、ふさわしい服装で見学してください