私の住むコセンツァ市の周囲は豊かな自然があって、車で30分も行けば大自然の中。夏場でも山間部は涼しく、市が用意しているバーベキューポイントも点在しているため、夏の間はほぼ毎日のようにピクニックやバーベキューなお昼ご飯=外食、となるわけです。家は暑いし。
いつもはコセンツァの裏山・シラ国立公園内に行くんですが、本日は友人の紹介でコセンツァ市挟んでシラ国立公園の反対側、コセンツァ市を遥か彼方に臨む山のあたりにやって来ました。遠くに雲がかかっているあたりがシラ国立公園。木々の合間から見えているのがコセンツァや隣り街・レンデのあたりです。ココに知る人ぞ知るバーベキューポイントがあって、今度友人たちと計画しているバーベキューに使えるか、下見に来たってわけでございます。
小さな農業用の湖(ため池ともいうw)があるのに涼しく、虫もいない綺麗なエリアになっていました。レンガ作りのかまどや簡易トイレなどしっかり整備があって、かまどごとにピクニックスペースも完備されています。広大なエリア内にかまどが点在しているので、お隣さんとは目測で約20mは離れている雰囲気。
市から委託を受けたアソシエーションが管理しているらしく、お掃除も大変行き届いていて好印象。ただし混む週末とかは予約が必要&一応使用料として1回10ユーロを支払うらしい。
我々がいつも行くのは完全フリーなバーベキューポイントで、かまどがしっかりあるけれど基本早いもの順です。お手洗いももちろんないし、前に使ったグループがアレな場合はゴミが散乱していたりします(涙
この10ユーロを高いとみるか妥当と見るかはそれぞれの価値観だけれど・・・人気のない場所でのバーベキューやデイキャンプに慣れてしまっている我々。「お隣さん」がいる状況下でのバーベキューはいまいちだねぇ。。
ところでこの水場。放牧されている牛さん達の水飲み場にもなっているようで。
カウベルが聞こえたな、と思ったら、あっという間に小さなグループが登場しました。牛、かわいい♡
※いつも行くシラ国立公園じゃないですよ、ここ(笑
山の向こうはティレニア海という場所がらもあって、夕方になると霧が発生します。
これもちょーっとマイナスポイント。森が深いので日差しが大地まで届かず、なんとなーく地表が濡れているようなカンジなのもマイナスポイントかな。
バーベキューに慣れていないとか、簡易でも良いからお手洗いが欲しい人がグループにいる際は利用を考えたいバーベキューポイントでした。
帰りがけにバーベキューポイントの方を振り返ると、ティレニア海からの湿った風が山にぶち当たってできる雲がもくもくと。この雲がアノ霧の原因ですね。
涼むことはできたけれど、ちょーっと残念な結果だった今回の下見。ただ、しっかりと管理されているバーベキューポイントが存在するっていうことを知れたっていうのは大きな収穫だったと思います。