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小さな山村のパン屋さんでしか買えない、お気に入りの天然酵母パン

我が家の山の家はカラブリア州とバシリカータ州にまたがるポッリーノ国立公園内・パパシデロ(Papasidero)村にあります。コセンツァから北に車で1時間半ぐらいの場所。

蚊がいっぱい&蒸し暑い海の家よりも断然山の家の方が好きな私。通常だと6月下旬ごろから9月初旬まではパパシデロに生活の拠点を移して「夏」を満喫するのだけれど、今年は主に私が超多忙につきコセンツァで夏越しすることが決定(涙。ただ先日、お仕事関連でやーっと数日間だけパパシデロ滞在ができました♡

パパシデロについたら、まず訪問するのは村のパン屋さんです♪

毎朝焼き上げられるパンは1㎏と500gのもの。小麦も水も、酵母もこの村のこのパン屋さんの物で、私が初めて食べたカラブリア産のパンでもあります。申し訳ないけれど、アルタムーラのパンとかよりもずーっとこちらの方が好き。すり込みって怖いw

数日間の滞在も、このパンさえあれば大丈夫。逆に、売り切れで購入できなかったりしたら・・マジで泣きます。近くのスーパーまで車で30分の場所なので。。。パン、大事!

パン屋の女主人・タチアナはロシア国籍。パパシデロに住んでそろそろ20年だったかな。結婚と同時に代々続くご主人のパン屋家業のお手伝いに入りました。朝が早く、お休みの無いパン屋家業。重い小麦を持ったりするので、けっこう重労働だけれど・・ロシアのパンの方が美味しかった、なんて言いながらも毎朝ご主人と窯に火をくべています。

この日もあらかじめ連絡しておいたので、焼き立てパンを準備しておいてくれて♡ ありがと♡

彼らの作るパンは、パパシデロ村でしか購入できません。まぁ。。村自体が広大なので、それこそ僻地に住んでいる人たちにパンを配って歩くっていうお仕事もしていて、そこで独居者の安全確認とか、お薬を届けたりとかもしています。

イタリアには新聞配達、という概念が無いので。。こーいうお仕事の人たちが小さな村の生活を底支えしているなーと。

2度焼きしてカリカリにするパンもいっぱい。日持ちがするのでカラブリアのどの家庭にも常備されているパンですね。水にさっと通してからトマトなどと頂きます♪

こちらも何袋か購入。冷蔵庫に何もない!という時は、このパンにニンニクをガリガリ塗って、薄ーくオリーブオイルを垂らしていただくと超美味なんですよ。簡単なおやつになりますw

お仕事終了後にコセンツァに戻る際は、お留守番している主人ように2㎏ぐらいパンを持って帰ります。主人にとってもこの村のこのパンが世界で一番おいしいパン。タチアナに予約もしたし・・さぁお仕事頑張ろう!

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この記事を書いた人

澤井英里のアバター 澤井英里 Sawai Eri

イタリア半島の南端・カラブリア州在住。普段は専門職、趣味で現地コーディネーターやアテンド、通訳などをしています。一応ソムリエ。かに座のAB型。

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