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小麦農家視察のご案内。カラブリアは春ですよ~

色々遅れているカラブリア州内でも地元BIO農家さんの頑張りは目を見張るほどで、ココ、友人が経営を始めた農園でも古代小麦・特産の豆類などの有機栽培・自然農法・BIOマーク取得などなど色々頑張っています。

10年ほど前から土の改良に取り組み、専門知識も生かしつつ(本業は宇宙開発関連の技師)広大な土地と格闘中。

なんと手で積まれたと言う石壁は、今後もどんどん伸びる予定だそうで・・石壁のように彼らの活動もぐぐーんと伸びて行ってほしいところ。

いわゆる「古代小麦」という、近代の品種改良を受けていない小麦群はイタリアでも注目されていて、彼女のような「古代小麦だけ」各種作っています、という農家も増えてきています。2月の初旬に視察に行った際、クリスマスの25日に種をまいたと言う冬まきの小麦たちがもう芽吹いていました。

標高1500mぐらいのところまで畑を持つ彼女の、でもここはかなり下の方でイノシシもでる場所。っていうことで・・・イノシシ被害にも丈夫な品種を選び抜いて耕作しているんだそう。収穫の時期(5月~6月ぐらい)になると、150㎝を軽く超える小麦たちがお出迎えしてくれる場所です。

今回は、イタリアの古代小麦を作っている農家さん視察しているご一行様の、カラブリア州内のご案内を担当しました。

こちら、桜に似ているけれどアーモンドの花。満開を過ぎたあたりでした。今年は暖かいねー。

それもそのはず。イオニア海からの海風が冷たいはずの友人の畑にいるはずなのに、コートがいらない暖かさ。この日、コゼンツァ市内では18℃ほどの最高気温を記録。最低気温も連日7℃前後をうろうろ。山間部でも暖かいので、シーズン初めにどっさり降った雪も跡形もなく溶けちゃってます。。

ご案内のご一行様はちょーっと北の方を見てからカラブリアにいらっしゃったので。。。。「暖かい」「熱い」と大変でしたw そりゃねぇ、この気温でダウンコートはいらないですねぇ。。

この時期に限らず、イタリア国内を縦断移動される方たちが衣服に困るの、わかる気がします。。。

シーズン初め、雪がいっぱい降る中体験した蒸気機関車で行く国立公園内ショートトリップの様子はこちらからどうぞ(

イタリア好き通信でもカラブリア州スキー情報をご紹介しました(

暖かさにつられ、春の訪れを告げる野生のアスパラがにょきにょき出ていました! 独特の苦みが特徴で、みんながこぞって収穫する早春の味覚です♪ 早い者勝ち!

友人が手に持っているのは牝牛のツノ。自然農法ならではの、面白い使い方があるんですw

イオニア海を臨むこの丘の上のあたりは、実はイタリア系アルバニア人(アルブレーシュ)のテリトリー。牝牛のツノを使う方法もアルブレーシュの間に伝わるやり方で、科学的にも根拠があるんだとか。

保存を高める塩むすびとか、昔の人が経験を頼りに行っていたことが実際に「有用」だと現代になって科学的に証明されるってこと結構ありますが・・・この牝牛のツノに関してもソウなんだとか。

小麦を作っているので、もちろんパスタもあります♪

古代小麦のみ使用。石引で8割引き、ゆっくり常温乾燥の超・贅沢パスタ。少し茶色く見えるのは、真っ白に製粉していないからです。パスタ表面がざらざらしていて、ソースとよく絡む♡

パスタつくりは最近始めたの、といくつかサンプルで頂きました。小麦の種類を微妙に変えて合って、でもすべて古代小麦。やっぱり消化に優しいし、腹持ちが良いんですけど。。。

視察しながら摘んだアスパラもこんなに取れました。主人の大好物なので、お留守番君も大喜びでしたw

※野生のアスパラは軽く茹でて卵焼きにするのがコゼンツァ辺りの食べ方。パンと一緒に頂きます♡

 

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この記事を書いた人

澤井英里のアバター 澤井英里 Sawai Eri

イタリア半島の南端・カラブリア州在住。普段は専門職、趣味で現地コーディネーターやアテンド、通訳などをしています。一応ソムリエ。かに座のAB型。

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