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毎週土曜日はメルカート(市場)の日。コセンツァ流のお買い物術

私の住むカラブリア州コセンツァ市は約7万人が住む、カラブリア州としては大きな街。コセンツァ県の県庁所在地でもあり、北部カラブリア州の文化・政治・経済の中心として古くから栄えてきました。

このコセンツァ市のコセンツァっ子が楽しみにしているのが毎週土曜日のメルカート。最近のスーパーはどこもいわゆる「卸」になってしまった為、新鮮な野菜などが手に入りにくくなりましたが・・このメルカートは農家さんが直接出店する昔ながらのファーマーズマーケット。土の付いたキタナイ野菜がずらっと並ぶ、グルメなコセンツァっ子の台所を支える大切な場所です。

スーパーの野菜は、産地~買い付け~市場~スーパーの順でめぐるので、例え地場野菜だったとしても鮮度にかけます。スーパーに卸す用に作っている野菜は、それなりに綺麗にしないと売れなかったりするので・・そのあたりをグルメなコセンツァ人はイヤがってメルカートに集まるのね。

コセンツァっ子にとって大切なメルカートなんですが。場所がね。。橋の下ですw

これ、雨の日も濡れずにお買い物できて便利なんですが・・橋の下、ねぇw

採れたて野菜が並びます。この日は11時に行ったので・・もう目ぼしいものがほとんどない!

がっつりお買い物したい際は、7時半ごろには到着していないと、なんですよね。美味しい物の為に努力は惜しまないって万国共通なんだなーと朝が弱い私は思うわけですw

時期だったので、唐辛子もばばーんと売りに出ています。

こーいう、無造作なスタンドは立ち寄って良い場所。値段も交渉しながらお買い物します、男性がw シチリアと同様、カラブリアでもこういった場所はまだまだ男の世界。顔なじみのところには私も1人で行くけれど、初めましてなスタンドには必ず主人同伴で向かいます。

私が1人で行かないのは、彼らのスラングがぜーんぜんわからないからっていうのもあるんですがねw コセンツァ弁でなく、コセンツァ近郊の村の方言だったりするとさっぱりわからんのですよ。。。会話にならないw

ま、色々あるスタンドの中で立ち寄っちゃいけないスタンドっていうのも暗黙の了解であります。で・・立ち寄っちゃいけないスタンドがこちら。

綺麗すぎる野菜をきれいに並べている所(笑

これ、要するに八百屋さんです。市場とかで購入して並べているだけなので、収穫~消費までの時間が空きすぎ。野菜も果物も美味しくありません。

こういった「八百屋さん」は、旬じゃなかったり、どうしても必要な物があれば立ち寄るけれど、といった扱いになります。

カラブリアですんで。塩漬けの鱈・バカラもごっそり並びます。これからクリスマスに向けて、ここのお店はどんどん拡張するんですよw

ここでも値段交渉必須。交渉すると色々おまけが付いてきますw

東京出身の私にとって、この値段交渉っていうのがこちらに来た当初は超・新鮮な体験でした。この値段交渉、むやみやたらと値切るのではなく、適正価格を知っている買い手VS少しでも高く売りたい売り手のせめぎあいっていうのがポイント。

売り手とも長い付き合い(下手すると先代からのお付き合いの人もいますw)なので、丁々発止のやり取りが見ていて面白い。

安く売りたたく目的じゃないあたりが大好きです。ただねー。コセンツァ弁がペラペラにならないと難しいんだよねー(涙

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この記事を書いた人

澤井英里のアバター 澤井英里 Sawai Eri

イタリア半島の南端・カラブリア州在住。普段は専門職、趣味で現地コーディネーターやアテンド、通訳などをしています。一応ソムリエ。かに座のAB型。

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