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清く正しい醤油のお話。堀河屋野村醤油醸造所を訪問&ショッピング

和歌山県の御坊にあるのが堀川屋 野村醤油醸造所。300年ほどの歴史を誇り、手麹で作る由緒正しい醤油を生産されています。当代はなんと17代目!

お醤油は「三ッ星醤油」の名前を持つ1シリーズのみ製造。ほかにとにかく美味な味噌なども作っていますが・・とにかく「醤油」についての考え方ががらっと変わってしまった堀河屋野村醤油醸造所訪問体験についてご紹介します。

直売所もある工房は、御坊市の幹線通りから少し入った場所にあります。自社製品のみならず「これはおススメ!」という調味料や和食材がずらっと並びます。奥の方にはお酒コーナーも♡

全国各地に配送もしてくれるので、私は実家様に大瓶の三ッ星醤油(6本入り)をお願いしました。

直営店の奥には、これはおそらく無形文化財なんじゃないか?という、昔ながらの番台(というか記帳台?)が。囲炉裏がいい味出してます♪ こちらに上がらせていただいて、その奥のお部屋で当代から「そもそも、お醤油ってなんぞや?」な講義をしていただきました。

これがね。自分ではそれなりに知っているつもりだった分野だったんだけどね。。。びっくりな新事実や目からうろこがハラハラと落ちるようなお話をたーくさん伺えて、もうすっかり当代のファンに♡

別分野でのお仕事経験もあって、なにより家業に誇りのある人って素敵ですわー

恐ろしいくらいの知識量で、きっとお話しされたいことがいっぱいあるんだろうなーという印象の当代。ウンチクも豊富で楽しかったです。日本史、好きで良かった♡

お話を伺った後に工房を見学させていただきました。この美しい醤油樽! なんだか菌がいっぱいついていそうな素晴らしい佇まい!

この樽を作る人がほとんどいないなんて。。。(涙

和食が世界遺産になった!とか騒いでいる前に、土台がぐらぐらの「和食」を支える部分についてもしっかり考えないとなーと思ったり。

大豆を炊く鉄窯や、お醤油を作るための行程を追いながらすべてのお部屋を見学させていただきました。

ちなみに、醤油樽はこんなに大きなものです。

堀河屋野村醤油醸造所のお醤油が特別なのは、あちこちのお醤油醸造所が省いてしまっている行程・麹作りもしっかりと自社で行っているから。手麹といいます。

大豆を焚いて、しかも鉄窯で炊いて。炒った小麦などと合わせて醗酵させて麹にするんですが。


麹を寝かせるお部屋も見せていただけました♪ 訪問した日も含め、数日にわたって大雨だった和歌山県。雨が降って気温が下がり気味のお天気は醗酵に向かないので麹を作っていなかったんですね。
本来お部屋を占領している麹さんたちがいなかったので、特別に見せていただけた、というわけ。

このお部屋内に浮遊している菌が大豆などにくっついて、醗酵させちゃうんですね~。麹になっちゃうんですね~

そんなこんなで長時間にわたり当代からご説明&解説いただき、こちらのアホな質問にも丁寧に回答いただき。

とにかくお醤油ってこんな食べ物なんだ!と、今までの自分を恥じたい気持ちでいっぱいになりながら直営店でしこたまお買い物いたしましたw

現在のお醤油を取り巻く環境に危機感を抱きつつ、家業に誇りを持っていらっしゃる当代。良いものをただ作り続けるのではなく「良い理由」を積極的に発信されている姿は、ただただ頼もしい限りでした。。私もすっかりファンになり、実家や親せきに会う機会があるたびに「醤油ってね・・」と仕入れたばかりの知識を伝えてみたり。知らないから、では済まされないほどお醤油に対して無知だった自分を大反省です。。

さりげなーく当代をフォローされている感満載だった奥様とご家族の存在もツボでございました。ご苦労も多いかと思うのですが、今後もご家族一丸となって素晴らしいお醤油&各製品を作り続けていただけたらと思います。

そして私は帰国の度に貴社製品をまとめ買いする所存ですw

 

堀河屋野村醤油醸造所(

製品はWeb、成城石井や大丸などで購入できます。

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この記事を書いた人

澤井英里のアバター 澤井英里 Sawai Eri

イタリア半島の南端・カラブリア州在住。普段は専門職、趣味で現地コーディネーターやアテンド、通訳などをしています。一応ソムリエ。かに座のAB型。

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