
イタリア中東部のマルケ州・13世紀ごろ作られた製粉所にて。水量が少ない地域の典型的な動力の得方を今に伝える製粉所です。カラブリア州では見られない製粉の仕方にびっくりしてきましたw
訪問したのは、マルケ州北部山間部の洞窟を拡張して作られた製粉所。奥の方が鍾乳洞みたいになってます。かつて500人に1か所の割合で存在したという製粉所。人口当たりの製粉所数としてはカラブリアとほぼ同じね。(コゼンツァ県では300~500 人に1か所)
ご案内は当主のおじーちゃん。家具職人でもある当主が、施設地下部分を見せてくれます。
カーネ×サンダースみたいな笑顔が素敵なご当主でした♡
こちらが石臼を回すための動力部分。
左側の穴(水路)から水が出て、右側に水平に置かれた車輪を横回し。車輪が回ることで上の部分に垂直に動力を伝えていたわけです。
車輪などがないので、書いてみた!

こんなカンジ。
水車を水平方向に回すんですね。。。スペースの関係でこうなったみたいです。
利用済みの水を流す水路も手彫り。
さらに水車小屋としての仕事が増え、規模を大きくした経緯もあり、この水路の先にも同様の動力部分があったんだそう。
ちなみにこの水路。大人が横になってやっと通れるぐらいの大きさです。。。手彫り。。
現在はのどかなのどかなB&Bになっています。