ミシュラン星付きレストラン・Ristorante Dattilo(ダッティロ)考



カラブリア州にいくつかある、ミシュラン星付きレストランのうちの一つ・Dattilo(ダッティロ)。
州の東側のクロトーネ県、ちょっと内陸の…おいおい、こんなところにレストランがあるのかね?といった、スゴイ所(笑)に位置していて、ちょっとお高めなお宿も経営している、豪農ワイナリーが母体のレストランなのはご承知の通り。

古い搾油所を大改装して作られたレストランで、雰囲気は最高でございます。
1泊200ユーロ~ですが、リッチな方はぜひご宿泊もどうぞ。

実は、某会合でシェフのカテリーナさんとも知り合いまして、ここで10年ほど前に披露宴をした、という知人たちと再訪してきてました。

我々のテーブルがコチラ。
お料理の写真を載せるような野暮はしないですが、ミシュランからも「クリエイティブなお料理」と評価を受けているだけあって、相変わらずアミューズからぶっちぎって飛ばしまくっておりまして、

複雑に合わせた食材を使い、針の穴を通した先の味を求めている

と言った感想を持ちました。偉そうにスイマセン。

この生臭さはイタリア人、大丈夫なのかな?と思う一品もあったし、一般的には冷たくしないお料理をあえて冷製で出して来たり。
ハーブの重ね方、これをココで使うのかという食材の合わせ方、食材の加工の仕方や異なる食感の食材を重ねて得られる「おぉ!」という歯ごたえというか口当たりは本当に面白かったです。

大人11名でしたが、一気にお皿が出て来る辺りはさすが。
サーブの方たちも(シェフのお姉さんもいらっしゃいます)、非常にフレンドリーで冷たいプロフェッショナルな雰囲気では全くなく、最後まで「またね~」といった、アットホームなおもてなしでした♡

お料理全体は「州外から来る人」を強く意識しているように思います。カラブリア州の食材を適度に入れて、カラブリア・アピールもそつなくこなしている雰囲気はバシバシと感じましたよ。

お客さんは、時節柄地元民多め。(我々も全員地元民だしねw)
ドレス・・ではなく、良い生地のさらっとしたYシャツ&素足にモカシン姿が素敵な紳士が、ふんわり長めのたぶんシルクのシンプルワンピースのレディーをエスコートしている、そんな雰囲気です。

で、僭越ながらダメ出しさせて頂くと。

残念だった点がワインリスト。
ご実家ワイナリーのワインが並ぶのは理解できるけれど、その他がちょっと残念過ぎるラインナップ。
ただ、州の外から来た人がワイン頼むのなら「あ。知ってるのがある。これにしよう」と思えるリスト。(←なんとなく伝わりますかね?)

これは盛大に大失敗してるでしょ、という1品もありました。失敗というか、私が理解できなかっただけかもしれないけど(笑)、どこにたどり着きたいのかがわからなかった・・
そして、まぁ日本人が「てんぷら」と聞いたら天ぷら出て来るのを想像するんですが、なんか・・パリッパリの板みたいに固いズッキーニの花(岩塩いっぱい掛け)が出てきて、これはおそらくネーミングミスなのかな、と思ったり。

ともあれ。全体的に、クリエイティブながら、どこかに「農家のお料理」っぽさを残しつつ、エグイカンジで針の穴の先を狙ってきますw
穴の先に何があるのか、すごく楽しいひと時を過ごしてきました。

エントランスからして豪農の館、な雰囲気たっぷりですので、少しカジュアルダウンした服装で、お気軽に行きたいレストランです。

Dattilo
contrada Dattilo, Strongoli
要予約(サイトから予約できます。)
※予約時にキャンセル時用にとカード情報を聞かれることも
※車が必須

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