空港建物内の長い改修工事がほぼ終わった新しいラメッツィアテルメ空港(SUF)。
少しだけ便利に・綺麗になったカラブリア州の空の玄関についてご紹介します。
到着出口付近がちょっと綺麗になりました。
空港に到着し、スーツケースを受け取ったら到着出口に向かいます。
出口正面にあったインフォメーション・カウンターが、出口脇に移動。ここでは、カラブリア州内主要都市までの行き方などを教えてくれます。
カウンター脇には州内の主要都市のお天気やライブカメラからの映像もあって、待っている方も退屈しない作りになりました。
カウンター前面のモニターでは、カラブリア州が作ったプロモーションビデオ(およそ15分)がエンドレス再生されていて、州内の見どころを素敵に紹介。ちょっと立ち止まって見るのもお勧めです。
ロスバケの際の荷物引き取り口はこちら
ロスバケ時、スーツケースを空港受け取りする場合の受け取り口は以前と変わらない場所に。到着出口の奥、薬局の隣にあります。
インフォメーション・カウンターが張り出していたり、電光掲示板が設置されて入口部分がちょっと見つけにくくなったのでご注意を。
空港ロビーのお手洗い
空港ロビーのお手洗いも、以前と変わらず地下にあります。
地下まではエレベーターか階段で。
お手洗い内も少し広く綺麗になり、手持ち荷物が大きくても十分なスペースがあります。さらに個室の数は十分にあるので、混雑する事は大変稀です。
ところでお手洗いの個室の鍵は…
こんなカンジ。
シンプルな鍵なので、イタリアあるあるの「鍵が!開かない!!!!!」の恐怖とも無縁でいられるのはとても嬉しいですよね。
なお荷物検査後、搭乗口に向かう廊下にあるお手洗いは、螺旋階段で降りた先にあり、手荷物があると移動が不便な造り。搭乗口付近には広いお手洗いがあるので、手荷物がある際はそちらに向かうとよいと思います。
空港内店舗も少し変わりました。
空港ロビーに入っている店舗も少し変わりました。
州のお土産物を扱うお店も入り、それなりに美味しいと知名度の高いメーカーを多く扱っています。私が個人的にお勧めなメーカーさんも扱っていてとても良いカンジ。
このラメッツィアテルメ空港発着の旅程ならスルーして問題ないですが、カラブリア州着後移動して…といった旅程の場合は、こちらのお店でささっと「カラブリア州土産」を購入することもできます。
到着出口近くには、本屋さんもあります。
カラブリア州を題材にした本の特別コーナーがあるあたり、流石空港内の本屋と言ったところ。
なかなか見かけないカラブリア州関連の本もあるので、私もわざわざここの本屋まで出向くこともあります。
タバッキでもあるので、雑誌や新聞、簡単な文具の購入も出来ます。これ、地味に便利です。
そして、今回の改装の大目玉・カタンツァーロのオフィシャルショップが入りました。
需要あるの、これ? とか言ってはいけない。
各航空会社のチェックイン窓口付近の変更はありません。
空港建物中央から、1番、2番…と番号が建物奥に向かうにしたがって大きくなります。
なお、アリタリア航空改めITAのチェックイン窓口は、写真の壁向こうの一番奥の部分。ITAのところだけその他の航空会社カウンターとは離れています。これも、以前と同じですよね。
滑走路に面した席がたくさんあるバー、使いやすくなったエレベーターなどなど、小さな改善が施されたラメッツィアテルメ空港。小さいながらも綺麗にまとまっていて、とても使いやすくなったと思います。小さいけれど…ね。
荷物検査後エリア・搭乗口付近の様子
荷物検査後のエリアには、小さいながらも免税店があります。
香水や化粧品、イタリア土産的チョコレートなどを販売している例のアレ、です。
「いつものアレ」に加えて、カラブリア州各地の特産品も少し扱いがあるので、最後の最後にお土産買いたい…という場合に大変便利。
なお特に食料品については、現在の検疫ルールをよく確認してから購入しませぅ。
搭乗口付近はこんなカンジ。
小さな空港なので、荷物検査場から徒歩2分もかからないぐらいの距離です。
座る場所は十分にあり、各種コンセントを備えたベンチなので充電もOK。
小さなバーもあって、ボトル売りの飲料、切り売りピザやパニーニなどもここで購入できます。
おまけ:空港-駅間バスはこんなカンジ
ラメッツィアテルメ空港と急行も停車するラメッティアテルメ駅の間は、連絡バスで5分かからない距離。
深夜帯でもバス便はあり、バスに乗ってから券も購入できます。
空港では、空港建物を正面に見たときに左端、ちょうど屋根が切れるあたりがバス停です。屋根があるのですぐわかるはず。真横に軽食もOKなバーがあるので、一休みしながらバスを待っていてもOKですね。
ラメッティアテルメ駅前では、駅舎を出て左側のいかにも「バス停です!」といった風情のところに停車します。駅前ホテルの入り口反対側、ぐらいの距離です。
このバス停近くには、中・長距離バス用の停留所(?)もあるので、時間帯によっては人込みができていることも。
空港行バスは、ドーム型屋根のあるバス停に停車するので、そのあたりで待っていればOKです。
おまけのおまけ:日本語対応発券機あります!
空港から、中距離圏へバスを出しているFederico社が、空港建物出たところに自動券売機を設置しています。
ちょっと説明しにくいのですが…空港建物に入る階段近く。
空港-駅間を結ぶバス停あたりからだと、手前の案内所(?)が邪魔になって見えにくいかもしれません。
で、この発券機が日本語対応なんですよ。
あらー、ちゃんと日の丸出てる!
便利な世の中になったものだ…
空港からバスで移動…というのは、時間の余裕のある方や旅の上級者向けですが、カラブリア州でも地道にマイナーチェンジが行われている模様です。
本でも触れましたが、カラブリア州内の最終目的地までの移動方法は確実に確保されて、安心・安全な旅をされてくださいね。