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Vendemmia!小さな村のワイン用ブドウの収穫と農家の収穫の宴

先々週の週末、農家の友人宅にてブドウの収穫体験と収穫後のランチ会に参加してきました。
ブドウ農家にとって1年の最大のイベント・Vendemmia(ヴェンデミア・ブドウ収穫のこと)は、一家総出はもちろん、村人・ご近所にも手伝ってもらっての一大作業。ちょうどご案内中のグループにもブドウ摘みから参加いただきました。

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Vendemmia/ブドウの収穫をするよ!

こちら、トラクターでちょっと離れた畑へ出発する友人Cと息子君。
いってらっしゃい~

ブドウの木を中心に、両面に2名ずつ人員を配置。両面から一気に収穫していきます。

プラケースをゴリゴリ引きずりながら、木の列が終わるまで一気に収穫。

この日は60年以上の樹齢がある超レアな土着品種も収穫しました。食べてみたら、このまま食卓に出せるほどの甘さ! 今年は降水量が少なかったものの日照に恵まれ、糖度は相当高くなっている模様。出来上がりが楽しみです。

友人Cはあちこちに畑を持っていて、9月に入ってから毎週末Vendemmiaを行っていたとか。ご苦労様です。。

収穫したブドウは、まず茎などとより分けられ、実だけを軽くつぶします。

小さなワイナリーなので色々と手作業。
20㎏はあるプラケースを軽々と持ち運ぶカラブリア男たちは、こーいう時は頼もしく見えるわ。
もちろんお手伝い班もケースを運んだり、ブドウを入れたりと大忙しです。

器械がごるんごるんと作業中。
昔ながらの方法だと、素足でブドウを踏み踏みする作業を今は機械が行います。

友人の姪っ子ちゃんが持っているホースから、つぶされたブドウの実が種・皮・ぶどうジュースと共に大きなプラ容器へ。

子供たちが積極的に手伝っているのが印象的。
この村では農家という農家が規模は異なるもののブドウ畑を持っていて、8月下旬から10月中旬にかけて、全家庭でVendemmiaが行われているんだそう。お手伝いに行ったり・お願いしたり、な文化が現役で残っているところです。

大量に出る茎の部分は捨てずにコンポストになります。

完全Bioで自然派な作り方をしている友人は、肥料も薬も「科学的な物」は一切使いません。それどころか「有機な物」も極力排除し、健康な土で健全なサイクルを回して野菜・ブドウを作っています。

Vendemmiaの後はランチ会

ブドウの作業がひと段落したら、お待ちかねのVendemmiaランチ!
作業を手伝ってくれた人たち、近所の人たちを招いての農家のランチ会です。

ブドウの収穫作業に加わらない女性陣が、汗だくでへとへとの人たち向けにランチを準備するのが農家の習わし。

友人の住む村では、Vendemmiaランチは自家製野菜たっぷりの前菜、そしてパスタはインゲン豆のパスタと決まっています。そして、近所の女性たちが自慢の手作りドルチェを持ち寄るの習慣も。

まだまだ作業は続くけれど、とりあえずみんなで席についてランチが始まります。ワインもどんどん開いて、お祭り騒ぎw

テーブルの半分ぐらいのところから撮影した写真がコレ↑なので・・・この日のランチ参加は30人弱だった? お料理担当だったマンマによると、この前の週末は90人を超える人たちがVendemmiaランチに参加したんだそうで、屈強なカラブリア人達の間に入って日本からのお手伝い班も頑張りました。

自家製ワインも大盤振る舞いの大騒ぎランチが終わったら作業をまた開始。
夜になるまでにすべてのブドウを潰し、醗酵の準備が整うまでがVendemmia。ブドウ仕事が終わるとオリーブの収穫が待っている! そして冬の豚仕事に続く、農家の年中行事です。美味しいワインになりますように。

ご参加いただいたグループには昔ながらの農家の一面を見て頂けたかなーと思います。
秋とは言え日差しが強い中、ブドウの収穫ご苦労様でした!

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この記事を書いた人

澤井英里のアバター 澤井英里 Sawai Eri

イタリア半島の南端・カラブリア州在住。普段は専門職、趣味で現地コーディネーターやアテンド、通訳などをしています。一応ソムリエ。かに座のAB型。

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