カラブリア州最古の羊毛加工業者が存在する山間の小さな村には、エミリアロマーニャ州から伝来した錆を使ったスタンプ技術も存在します。
エミリアロマーニャ州のアドリア海側で発達したこの技術。ある技術者兄弟によってカラブリア州に伝わりました。以降この村周辺に広まり、一時はかなり大規模に日用品用デコレーションとして使われていたんだそう。
近年に入り作る人も減って。。。最終的に、技術を伝えた兄弟がたどり着いた村だけに工場が残りました。カラブリア州の片隅で、ひっそりと大切に受け継がれています。
錆とお酢、小麦粉などを混ぜて作る染料。今でも昔ながらのレシピが守られているんだそう。想像したよりも柔らかく、色もオレンジがかったベージュといったカンジ。
こちらの、カラブリア州でただ1軒残った工場。染色技術の変遷を研究中の専門家ご一行のご案内で訪問しました。
現在の当主は建築家でもあるアーティストで、昔から受け継がれてきた木型を大切にしつつも新しさを求めて色々と挑戦しています。
ま、もっぱらミラノ~北ヨーロッパで販路を開拓中だけどw
たまーにミラノの見本市にいるので、見かけたら応援してあげてください♡
ある程度人数が詰まれば、染色のワークショップも開催できます♪
また、木型なのでオリジナル製品も製作可能。
カラブリア人でも知っている人の少ない、州工芸品の一つです。(あ、オリジナルはエミリアロマーニャ州ですよ~w)
工房見学のお問い合わせはお気軽にどうぞ♪