アルブレーシュが住むイタリアの美しい村・チヴィタ(Civita)。最後に注意情報も

カラブリア州コセンツァ県の北、ポッリーノ国立公園の入り口に当たる場所に、アルブレーシュと呼ばれる人たちが住む村・チヴィタ(Civita)があります。

アルブレーシュは、今からおよそ600年程前にオスマントルコの侵攻から逃れ、カラブリアに移住してきた人たち。移住はその後、戦争の度に行われ、最後の移住は第2次世界大戦の頃ですが、チヴィタはおよそ500年程前に移住してきた人たちによって作られた村です。

遠くにイオニア海を臨み、海の向こうは懐かしい故国なんですよね。
帰りたいけど帰れない、そんな辛い思いを胸に生活をしてきた人たちの村です。

アルブレーシュの人たちは、独自の文化を今に伝えていて、言葉ももちろんイタリア語ではありません。
アルブレーシュの村に行くと、大抵2か国語表記になりまして、えーと。。。読めないw
チヴィタは、上の泉・中の泉・下の泉の3つの住所しかなかった時代が非常に長く、今でも「私の家は上の泉周辺」と言った言い方あります。

コセンツァ県内に30を超えるアルブレーシュの村がありますが、チヴィタが真っ先に「イタリアの最も美しい村」選ばれたのはこのラガネッロ渓谷の美しさによるところも大きいと思います。
イタリア好き委員会さんのカラブリア特集号(Vol.34)で表紙にしてもらった友人のステファニアですが・・落ちるんじゃないか!?という崖っぷちにいますが。。あの人、いつもこちらをハラハラさせるんですよね。勘弁してよw

渓谷の下を流れるラガネッロ川には橋が架かっていまして、こちらが有名な「悪魔橋(Ponte del Diavolo)」です。

なにやら顔に見える建築様式も特徴で、ご案内の際はなんでこんな建築だったのか、などの周辺文化も合わせてご説明しています。

周辺文化と言えば。。カトリックの一派にはなっていますが、グレコビザンチン様式の教会についても、一般的なカトリックとの違いなどを交えてご案内しています。教会フェチには見逃せないですよ♪

BIOで農家をしている友人の小さな食品店は我が家もアーモンドはココ、と決めている信頼のお店。大好きなマンマのシェフがいるレストランや、先ほどのステファニアのB&Bなど、ゆっくり滞在いただきたい村です。

チヴィタで一押しなレストランの情報はこちら

写真たっぷりでご紹介。チヴィタ(Civita)に爆誕・チヴィタ村の郷土料理に特化した、愛すべき変態レストラン

10/01/2018

Civita/チヴィタ(

交通:コセンツァから車で1時間ほど。バスだとちょっと大変ですが・・カストロヴィラリからチヴィタ方面行きバスがあるようです。

ご注意:携帯会社によっては、電波が入りません。村人に知人が多く、顔が割れている(←言い方!)私がご案内していればトラブルは起きませんが、個人で訪問された方で押し売りの被害にあった、という報告を受けています。
ご案内:可能です。お勧めレストランでご飯を食べて、ちょっと散策というコースでのご案内が多いですが、がっつりトレッキングなどもアレンジ可能です。

押し売り被害について:最も悪質だったのは、村を散策中に押し売りに会い、普通に断ったところ駐車中の車が傷つけられて走行不可能になっていたという物です。某経由で報告を受けた際、偶然近くにいたので現場に急行、警察手配・代車手配を代行しました。
基本的に安全な村ですが、ぶっきらぼうに断ったりするのは危険なのかな、と思います。

ご案内:可能です。超お勧めレストランと合わせたご案内や、博物館見学・周辺アクティビティと組み合わせた旅程をご提案しています。

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