Tropea/赤玉ねぎとンドゥイヤと。神々の海岸きっての観光地トロペア

カラブリア州最大の観光地トロペア。「トロペアの赤玉ねぎ(Cipolla Rossa di Tropea)」でも知られ、美しい海岸線が続く神々の海岸きっての観光地です。
カラブリア州を紹介するガイドに必ず載ってる、海の中の島の上の修道院。アレがる街です。

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トロペアはこんなところ

ガイドなどで紹介しつくされている感がありますが、トロペアは半島の先端に位置する断崖絶壁の上に作られた街。
ティレニア海につい出した半島なので、快晴時はストロンボリ島はもちろんエトナ山も見ることができます。

古くから、近所のピッツォ(Pizzo)ともに海上交通の要衝として栄えました。
現在では美しいビーチと美味な郷土食を求めて、主に春から晩秋にかけて観光客でにぎわいます。

旧市街地はとても小さくて、ぐるっと歩いても1時間かかりません。
小さな範囲に見晴台、Duomo、レストランやバーなどがぎゅっとまとまっていて、坂も多くないので歩きやすい街です。

海の中の修道院サンタ・マリア・デッラ・イーソラ(Santa Maria dell’Isora)

トロペアの街のさらに先、小さな岩山の上にあるのがサンタ・マリア・デッラ・イーソラ(Santa Maria dell’Isora)、現役の修道院です。下の駐車場から延々と階段を上らないと到達できない場所にありますが、登る価値ありの庭園を持っています。

しばらく前までは建物内部と屋根部分に上ることができましたが、2024年現在そちらへは入れなくなっているのでご注意を。
庭園を見学するのは有料なのと、営業時間が少しタイトなので訪問前に必ず確認してください。

赤玉ねぎの街

「トロペアの赤玉ねぎ」で有名なトロペアなので、あちこちに赤玉ねぎがぶら下がっています。
かつて近隣一帯で生産されていた赤玉ねぎの集積地であったことからついた呼び名で、少し北のラメッツィアテルメ空港近郊から南が生産地域。DOP印のついた食材で、カラブリア州を代表する農産物の一つです。

車で移動すると、街道沿いに農家の直売店などが並んでいます。新玉のシーズンは青々した葉をつけた赤玉ねぎが並びます。トロペアや近郊のレストランでも盛んにメニューに使われているので、ここだけの味をぜひ。

トロペア近郊には塗れる辛いサラミ・ンドゥイヤ(’nduja)の産地スピーリンガ(Spillinga)もあります。このため、美味なンドゥイヤが手に入りやすいのもうれしいですね。

トロペアへの行き方

車で向かう場合は、北部から入る場合は高速Pizzo出口が最寄。ピッツォを経由して到着するので、ピッツォの観光も旅程に入れてしまうことができます。海沿い・山沿いと経路が2つほどありますが、ナビにお任せで大丈夫です。
繁盛期は駐車場確保に難儀するかも。

電車利用の場合は、ラメッティアテルメ駅からが便利。トロペア駅は街の一番高い場所にあるので、到着後は道なりに下っていけば旧市街地に到着できます。

観光地なので、ローシーズンに営業している店舗が格段に少なくなります。
レストラン・宿・お土産物屋ともにローシーズンは休業しがち。晩秋以降春先までがローシーズンなので、この時期訪問する予定がある場合は、お目当ての訪問先が営業しているか要確認です。

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この記事を書いた人

澤井英里のアバター 澤井英里 Sawai Eri

イタリア半島の南端・カラブリア州在住。普段は専門職、趣味で現地コーディネーターやアテンド、通訳などをしています。一応ソムリエ。かに座のAB型。

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