樹齢300年を超すオリーブの樹がごろごろしているこちらのオリーブ畑。カラブリア州南端のレッジョカラブリア県、バニャーラカラブラ(Bagnara Calabra)市郊外にあります。オーナはDe Leo家。1500年代にはすでにこの一帯の大地主さんだった、今でも十分すぎるくらい大地主さんでレッジョカラブリア県の名士の家柄でもあります。
ティレニア海とスキー場もあるアスプロモンテ山に挟まれた土地なので風が大変強く、横に枝を伸ばすと風で折れてしまうんだそう。収穫は大変だけれど縦に大きくする仕立て方でオリーブの樹を管理しています。
※10月ごろから始まるオリーブの収穫時期には、収穫体験も可能です♪ お気軽にお問い合わせください。
ちなみにこの樹、うろに人がすっぽり入るぐらいの迫力があります。
苔むしていて、静かにたたずむ姿が素敵♡と現当主・フランチェスカ&娘さんジュリアの談。
緩やかな丘陵地に約8000本のオリーブの樹が植えられています。
ここの他にさらに1500本ほどの樹がある場所もあるそうで。。。すべての畑がBIOなのでとにかく管理が大変そう。カラブリア州は一昨年大・不作だったんですが、BIOで作っているこちらも収穫量ほぼ0の大打撃を受けたとか。自家用オイルの確保もままならないぐらいの不作だったけれど、それでもBIOを貫いています。
大事なお話があっての訪問だったのですが。。お仕事は別として、当主のフランチェスカから色々とお話を伺えました。一族の歴史、オリーブ畑に対する思い、今後のプロジェクト。。話は尽きないw ポケットに両手を突っ込んでいるのは谷を渡る風がむちゃくちゃ寒かったからです(汗
後ろにそびえるのがアスプロモンテ山の裏側。あの峰の向こう側でスキーができるんですよ♡
これから修復される予定(予定は未定♪)の建物群も。この建物のすぐ脇をポピリア通り(Via Popilia)が通っていたそう。Via Popilia・・ローマまで通じる街道、ですね。実はココから約130㎞北のコセンツァ市内にもポピリア通りがあります。
今でも大昔の街道が使われている。偉大なり、ローマ。
ところで、昨年は降水量の少なさからオリーブ自体の粒は小さかったものの大変良い出来だったこちらの畑。訪問した際にも、まだ樹についていて、しかもぷりっぷりのオリーブの実がたくさんありました。
これ。。。収穫漏れ?と思ったら、なんでも秋に暖かいと花が咲いて冬に実になってしまうことがあるんだとか! やっぱり南カラブリア・レッジョカラブリア県は暖かいんだなぁ。。。
色々話が弾んでしまい、この後海沿いのバニャーラカラブラ市に降りていってランチなどもご一緒したんですが。。。その様子はまた後日。
とにかく素敵な場所で、北のコセンツァ県では見られない地形・植生が興味深い土地柄でした。そして何より、古き良きカラブリアが残っているカンジ~♡ 言葉もコセンツァ県ともちろん異なり、でもカタンツァーロ県よりも耳馴染みの良い発音♪ カタンツァーロ県の方言は、なんというか。。。フランス語にしか聞こえないwww
なんだか意気投合してしまい、こちらのオリーブ畑とDe Leo家所有の土地やら畑やらで開催可能な様々なアクティビティをLa Terra del Sole(☆)でご紹介出来ることになりました。詳細は今後HPにUPいたしますです。
数々の素敵な出会いのお陰でカラブリア州の南端・レッジョカラブリア県のご案内用も充実してきて、今年も益々がんばりますよ~
オリーブオイルの収穫体験やオリーブ畑の訪問が可能です。お気軽にご相談ください♪