カラブリア州で運転するなら。知っておきたい事故多発の危険ポイント



イタリアで運転できると、とても便利なのは言うまでもない事ですね。
特に公共交通網が不便なカラブリア州で運転できると、途端に行動範囲が広がります。次の旅行で運転してみようかなという方に向けて、カラブリア州内で特に重大事故が発生しがちなポイントを以下に解説しました。ご参考にどうぞ。

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なお、自分は安全運転をしていても貰い事故もあるのでね…
車の運転をする/しないの際にもしもの事を考えるのも大事→

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カラブリア州の主要道路はこんなカンジ

こちらがカラブリア州全図で、黄色い線が主要道路です。
コセンツァ市を貫通し、レッジョカラブリアまで至る黄色の太めの線が高速道路A2号線です。A2号線は、サレルノからA1号線と名前を変えてミラノまで貫通しているイタリアの背骨の高速道路ですね。

ちなみに、サレルノ以南は無料区間です。(2022年6月現在)

周知のようにナポリは北側。
ナポリ方面(もしくはプーリア方面)から車で南下するか、ラメッツィアテルメなど空港でレンタカー、というのが大多数の方たちの通るルートではないかと思います。

ナポリから南下してくるなら通常は高速A2号線を利用します。
プーリア方面から南下する場合は、州の東海岸側を通る国道106号線を利用しますね。
それぞれ危険な区域があるのと、最近重大事故のニュースをよく聞くな…という場所をピックアップしました。

それでは、カラブリア州内で重大事故の発生するポイント3か所と、これらの箇所で重大事故が発生しがちな理由をご紹介します。

重大事故頻発地域1:高速A2号線上

高速A2号線のコセンツァ出口からAltilia(アルティリア)出口にかけての区間は交通の難所として知られ、特にRogliano出口付近からAltilia出口にかけてのおよそ20㎞は、イタリア国内でも最も運転し難い高速道路の1つという悪名高い箇所です。

なぜか。

こちら通常の高速道路の写真です。文字が小さくなってしまいましたが…写真右側の壁に近い車線から、路肩、走行車線、追い越し車線、中央分離帯、ですね。

Rogliano~Altilia間は、この路肩がありません
大切なので2度言いますけれど、路肩が、ありません。上下線とも。

そして、道路幅が古いスタンダードの為、とても狭いです。大型トラックが白線を踏まないと自分の車線にいられない…なんて箇所もあります。
さらにさらに、かつての中央道真っ青のきっついカーブ、きっついカーブの先のトンネル、トンネル内のきっついカーブ、カーブ&カーブ…な作り。

イタリアの高速の走行速度は110㎞/hが標準ですが、60㎞/hの表示のある個所があるくらいの道路です。
山を切り開いて作ったので仕方ないのだけれど、国が路肩整備を放棄したので…今後も大変危険な約20㎞はそのまま残る事が決定していまして。(蛇足ですが、これを決定したのレンツィさんで、カラブリア民は大変遺憾に思っております。なんて事してくれたんですか。)

路肩が無いので、事故が発生すると当たり前だけど大渋滞になります。
そして反対側車線と行き来が出来ない作りの場所も多く、渋滞にはまったら祈るしかない!
そういった意味でも難所として知られています。

ただ、みんな知ってる難所なので重大事故が発生する割合は低め。どちらかというと「超」が付くほど運転し難い場所なんだな、と覚えておくと良いかなーと思います。

重大事故頻発地域2:国道106号線上

特に春から秋にかけて重大事故が多発するのが国道106号線。106号線は海沿いを走る線と少し内陸を走る線の2本あるのですが、どちらも同じように事故が発生している印象です。

国道106号線はイオニア海側の都市を結ぶ国道で、片側2車線、見通しの良い所が多いにもかかわらず…頻繁に重大事故が発生するので「死の国道」などと不名誉な名前を付けられています。

 

出典:quicosenza.it(

ご参考までに2022年6月19日のローカルニュースサイト記事。「またしても国道106号線で死亡事故発生。バイク運転をしていた方が死亡」という見出しで重大事故発生を伝える物。サブタイトルに「La strada della morte(死の国道)」の文字が見えます。

国道106号線で事故の特徴として、制限速度オーバーしまくりの車両による事故が多いという点があります。速度が出ている分、重大事故になってしまうのです。

全体的に見通しの良い道路なのでスピードが出やすく、無理な追い越しで反対車線にはみ出した結果正面衝突、整備不良の道路に足回りを取られてコントロールを失って重大事故…というケースがとても多く、記事のバイクもこの完全自損事故の模様。コントロールを失った車両に巻き込まれる形で貰い事故にあってしまったケースも多々あり、私個人的にもあの辺りを運転する際はいつも以上に注意しています。

とても走りやすい区間でもある為スピードが出やすいのですが、シバリの古代遺跡などを見学に行く際は要注意です。

重大事故頻発地域3:国道107号線

ティレニア海側のパオラとイオニア海側のクロトーネを結ぶのが国道107号線。
コセンツァの脇を通りシラ国立公園を横断する為、観光客も多く利用する道路です。

パオラからコセンツァまでは所謂「山越え」をします。
パオラから道路の幅がそれなりにある山道を登って、山頂部からは下りてコセンツァに着く、といったイメージ。パオラからトンネルもある山道ですが、運転し難いことも無いし、基本的に片側1車線(ゆったり作ってある車線です)なので無理な追い越しをする車も少なく、山越え区間中の事故は…まぁ全然ないわけではないけれど…さほど多い印象はありません。

事故が多いのは、コセンツァ到着直前の区間とコセンツァを通り抜けシラ国立公園内に入ってから。
コセンツァ到着直前はレンデという街を通過するのですが、脇道から本線に入りたい車との接触事故が多発する地点があり、重大事故が続けて発生したため、行政によって「ここは危ないよ!」とマーキングされている地点が複数あります。

こういった場所は、減速の表示や道路がガタガタする様に塗装されていたりするので、すぐに気が付くと思います。

コセンツァ通過後は、シラ国立公園を横断します。高原地帯の森林域を通過するとてもきれいな場所なのですが、ほぼ2車線かな?という位の道路幅がある箇所で無理な追い越し→正面衝突と言った事故や、加速しすぎて下り坂のカーブを曲がり切れなくて…といった事故が多いです。

シラ国立公園内は多くの地元民が別荘を持っている為、山の中の別荘地付近で突然スクーターが増えたりするのも特徴です。しかも無理な運転をするスクーターも多く…こちらが加害者にならないような注意も必要です。なお、飲酒運転だろうなという様子でふらふらしているスクーターもよく見かけますので要注意。ほんと、あれに出会うと追い越しコワイ。

その他の危険な地点など

カラブリア州内だけでなく、イタリアの高速はしょっちゅう工事をしていて、写真の様に突然1車線になったりします。
大抵はみんなで譲り合う場所なのだけれど、たまーに後ろの方からパッシングしながら猛スピードでやって来る バカ やんちゃな車や、「私は絶対あなたを入れない!!」と妙に頑固に道を譲らない車もいます。パッシングされても焦る必要は全く無いので、ゆったり運転しましょうね…

 

カラブリア州内で運転が粗い人に会いがちと言われる地点がありまして、それが州都カタンツァーロ近郊です。
空港や特急停車駅のあるラメッツィアテルメと州東側のカタンツァーロを結ぶ路線は、準高速道路と言った作りになっていて、州都カタンツァーロが見えて来たなぐらいのところから妙に運転の粗い車が多くなります。

この道路、州都を通り過ぎると今度は海の方に下りて行く道となるのですが、ちょうどこの地点がわかり難い道路標識で有名な場所。このあたりで非常にイラついた車や乱暴な運転に出会います。カタンツァーロ怖い、と言われるゆえんがここに。特に運転し難い道路でも無いのですが…あれ、何ででしょうね…

そして、カラブリア州内のとんでもなく運転し難い場所といえば、レッジョカラブリア市周辺の環状線E90号線が有名です。高速を南下していると、そのままレッジョカラブリア市の外輪を沿う環状線に入るのですが、これがE90号線。地図上のレッジョカラブリア市周辺を赤く囲ったあたりが該当します。

この道、そのまま走っていると州の東海岸側を繋ぐ道に出ることができる便利な道でもあるのですが…「リアルなマ×オカートかな??」と思うほどのグネグネ道・とんでもなく狭い道路幅・ぼっこぼこな路面・脇道から突然入って来る車・追い越し車線からぎゅーんっと側道へ出て行く車・イラつく地元車の間をゆったり時速20㎞/hで走ってるアペ(とてもかわいい三輪車)・追い越し車線でふらふらする巨大トラック、などなどの素敵なハーモニー()を楽しめる難所でもありまして。
イタリアで運転が初めての方には、大変お勧めし難い区間となっております。

出来ればこの環状線は運転しないか、朝の通勤や夕方の退勤時間と重ならない時間帯に通過するのが良いと思いますよ…ホント、お勧めできない区域です。

さて。
最後まで読んでいただいた方には、イタリアで運転する上で大切なちょっとした(多分みんな知ってる)うんちくを。

グー×ルマップを信用しすぎない。特に田舎の旧市街地。

これ、大事。
抜け出せない脇道に誘導されることがあるよ。
気を付けてね。

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