南米がルーツのマテ茶。イタリアの英雄・ガリバルディの奥様が南米出身者だった影響で、ガリバルディさんはマテ茶ファンだったと言われています。イタリア統一に出かけた際、マテ茶も持ってお出かけになったガリバルディさん。あちこちで休憩の度にマテ茶で一服していた、と言われています。
そのガリバルディさん個人の習慣が残ったのが、イタリアで唯一カラブリア州のアルブレーシュ(アルバニア系イタリア人)の村々。イタリアで消費さえるマテ茶の約9割がアルブレーシュの人たちによって使われているんですよ。ちょっとしたウンチクです♪
で。「イタリアの美しい村」に選出されているチヴィタ(Civita)もアルブレーシュの村。ってことで、夕方になるとマテ茶♡な習慣が息づいています。気の合うお友達がふらーっとやってきたら「マテ茶タイム」。おしゃべりしながらマテ茶な夕方。結構贅沢な時間です。
チヴィタは崖に沿って作られている村で、アルブレーシュの人々がやってくる前はだいぶ前に放棄された村の残骸があった場所と言われています。
キャニオニングができる渓流が谷底を流れているので、夏場でもひんやりとした風が吹きます。冬は。。。ひたすら寒いですw
チヴィタ在の友人のステファニアは村の比較的新しい地域に住んでいて、彼女の家の前から村の古い部分を一望できます。打ち合わせに彼女を訪問したんですが、ちょうどマテ茶の時間で「マテ茶タイム」にお邪魔した、というわけ。
冬場はがっつり冠雪する山は、イタリア最大の国立公園・ポッリーノ国立公園の南端。美味しいヤギ乳や羊乳のチーズの産地です♡
イタリアの看板は結構真面目に設置してあって、チヴィタのような小さな村にも展望スポットや散策コースの案内がしっかりあります。
チヴィタの展望スポットは行ってみる価値あり。お散歩コースは斜面が急なので、しっかりとした靴を履いているならトライOK。ガイド付きツアーもあります。
※チヴィタ発着のガイド付きトレッキング、レベルに合わせてアレンジ可能。お気軽にお問い合わせください。
変な時間だったのでマテ茶の後に「お腹空いてない?」と簡単なお料理が出てきました。ステファニアをはじめ、アルブレーシュの友人たちはなんというか。。。世話好き&暖かい人が多い印象。
乾燥パプリカをたっぷりのオリーブオイルでさっと揚げて、その油のなかに卵を割り落して完成な、カラブリアの農家さんに伝わる力飯。自家製酵母パンを添えていただきます♡
チヴィタ(Civita)はコセンツァから車で約1時間。
直通バスもあります。