ローマの大谷豆腐は、かつてローマ在だった大谷さんが日本から苦労して機材を持ち込み始められたお豆腐屋さん。先日その工房にお邪魔してきました。
昭和の香り漂うお豆腐屋さん@ローマ郊外
開業当初ローマ市内で営業していた大谷豆腐さん。
現在は、開業当時からお手伝いをしていたファビオが跡を継いで、ローマ郊外でお豆腐つくりをしています。工房の扉からして何やら和風な飾りがいいですね。
機材は日本の物。しかも昭和の物を修理しながら大切に大切に使っています。
イタリアは水が硬めなので・・大がかりな解体修理が必要なことが何度かあって、そのたびに地元のエンジニアにお願いしているんだそう。
取説も古いもので、しかも日本語。解体するのもいちいち写真を取りながらの恐る恐るな作業らしいですよ。誰か、助けてあげて~
大谷豆腐さんで使う大豆は100%イタリア産でBIOのもの。
有機栽培・オーガニック・Bioと色々定義はありますが。。。日本でもBio付けられるお豆腐って凄ーく限られているので、これは貴重♡ にがりは日本から取り寄せています。
お豆腐は大豆・水・にがりからできる簡単な食べ物。単純だからこそ奥が深いんです。。。(一応豆腐マイスターらしいことも書いとかないとw)
なんだかどこかで見たことあるようなプラケースもありました(笑
真面目に豆腐を作っているのでおからも出ます。このおから、今ローマ市内のベジタリアン・ベーガンレストランがこぞって欲しがる食材になっているんだとか! それなら豆腐もどっさり買ってあげなよ!!って思うけどw イタリアで本格的に作るとどうしても費用が掛かってしまい、一丁5€ほどします。これを高いとみるか安いと感じるかはあなた次第。。。
大豆があるので納豆も作っちゃえ!ってことで・・・最近は納豆もあるみたいですよ。ローマ、凄い。
工房主のファビオさんです
こちら、工房主のファビオ氏。
日本文化に理解が深いのは剣道有段者だから、かも。最近腰が痛くて本人談だとちょっとヨレヨレしているらしいのですが、気持ちの優しい、素敵な方です。
お豆腐の知名度がまだまだ低いので、イタリアで普通に売っている豆腐と彼の作る「日本の豆腐」の違いが判らない人多数。なので、パンに塗ったりとイタリア人でも消費しやすい製品・バジル風味な豆腐クリームなども作って「日本の豆腐」の良さ普及活動絶賛展開中! 1人で頑張ってます。
試食させてもらったけれど、どのクリームも普通に美味しい製品でした♡
カナッペにしてもいいカンジよ♡
彼の製品は、ローマ市内のBioのお店、アジア食材のお店に卸されています。
ローマ近郊の街には予約販売で対応できるみたい。
ご興味のある方はぜひぜひコンタクトを取ってみてくださいね♪
大谷豆腐(☆)