カラブリア州内にもBIOの範疇に留まらない「自然派」を追求する農家さんが増えてきています。多くは北イタリアの大学で農学や科学を学んだUターン組。とりあえず肥沃な土地はたくさんあるので(笑)、実験的に農家を初めてみたらはまっちゃった人も多いみたいで、近年カラブリア州内で急激に増えている新世代農家。
彼らの製品がヨーロッパ各都市で地味に評価されており、先日はそんなUターン組筆頭の農家さんを始めとする「自然派農法」に特化した地元農家さん達の視察のご案内をしてきました。
アレンジ段階から参加した今回の視察団の面々はインターナショナルで、飛び出す質問も多種多様。
農家代表として現地案内をしてくれたフランチェスコも高学歴のUターン組。デキル彼は英・独・仏3か国語を駆使して説明していまして・・・私、必要ないじゃんw 英語でのフォローが必要なこともありましたがw
一応日本語が必要な参加者もいましたが、みなさん英語できるからねぇ。じゃ、英語で行こうか?ってカンジの和気あいあいとしたご一行で、カラブリア農業の行く末が香ばしく感じられる、私も楽しいご案内でした。
何かの花粉にヤラレたフランチェスコが真っ赤っかになっちゃってますがw
世界的なムーブメントの「自然派」の流れの中で、流行に流されない地道な努力を重ねている農家さんです。彼と彼の周りの農家さんのみならず、カラブリア州全体で「自然派」が広がってきているのは実は私も実感していて、農作物のみならず加工品であるワインやはちみつの分野にも広がっています。
選ぶ範囲が広がるのは消費者としても嬉しいところですね。