アマルフィにも負けないかもしれない美しの漁村・バニャーラ カラブラ(Bagnara Calabra)とおススメレストラン

すいません。アマルフィには負けますw それでも美しいティレニア海に面した漁村・バニャーラカラブラ(Bagnara Calabra)。遠くにうっすらと見えているのはシチリア。お天気の良い日はもっと近くに見えるんだそう。もちろんエオリア諸島も沖合にばっちり見えるんだそうですよ。

丘の上からの眺めは素晴らしく、いつまででも海風に吹かれていることができます♪ 写真じゃうまく伝わらないーーーー

山が迫っているため、段々畑にブドウを植えています。段々畑の標高が下がるとブドウがレモンに。このレモン、四季成りでこの地域の固有品種です。

この辺りはジビッボの産地。大量に作られているシチリア産が有名ですが・・・この辺りのジビッボも相当美味でございます。生産数の少なさから知名度が低いんだけれど、確かな製品が海外ワイン業界を振り向かせている、といったカンジ。

こーんな段々畑にそって急な階段が作られており、薄目で見るとアマルフィ海岸沿いの村々に見えなくもないw


海岸線まで下りてきました。途中に教会やら色々あるんですが。。。まぁそのあたりは省略してw

まだシーズンではないので閑散としているビーチも、夏前からパラソルがずらっと並ぶ人気のビーチとなります。ここのすぐ南に黄金の砂浜で有名なシッラ(Scilla)がありますが・・このバニャーラカラブラからシッラ、さらに南のセミナーラ(Seminara)市にかけての約35㎞がカラブリア州が誇る海岸線の一つ・コスタ ヴィオラ(Costa Viola)です。

で、せっかくのCosta Violaなんですが。。。まだ寒いので海というよりも、De Leo家の皆様とお昼ご飯に来ましたw

De Leo家のオリーブ畑についてはこちら(

連れてきていただいたのは、予約が取れないレストラン・Taverna Kerkira。オーナーの奥様がギリシャ(コルフゥ島)ご出身で、バニャーラカラブラの漁師料理にギリシャ料理がミックスされた、新鮮魚介がたっぷりな地元で人気のレストランです。

という訳で。生の赤エビのタタキにブッラータをあわせた絶品の前菜からいただきます♡

地元のオリーブオイルと地元のレモンをつかったソースが絶妙。華やかで軽い酸味が特徴の地元レモンが「いい仕事してますね♡」な一品。ブッラータとエビ、しかも赤エビって。。。と思うけれど、これはこれでアリですよ。日本ではお刺身用の甘エビが簡単に手に入るので。。ブッラータが手に入る環境だったらぜひお試しいただきたいです!

プリモは本日の隠れメニューw カタクチイワシと地元のアーモンドなどでちょっと重めに作られたトマト風味のソースに、今が旬のフェンネルの若芽を添えて。

いやもう、メニューの説明を聞いているうちから「これは美味しくないわけがないよね? 私はこれにするわ」っていう、テーブル上での視線の送りあいが楽しかったですw 実際、我々総勢8名のうち、半分がこちらをオーダー。で・・・先ほどの赤エビさんの頭の部分で取った出汁を使ってまして。恐ろしく日本人の口に合う一品となっておりました。

シナモンがたっぷりなリンゴのケーキに地元のベリー類のソースを合わせたこちらの一品、人気過ぎて開店すぐに売り切れ状態。「いや、もっと多めに作ろうよ」と思うのは日本人の悪い癖なんですね。。。実は、バニャーラカラブラはリンゴの生産で有名な土地だった過去があり、現在のオリーブの樹のうち若い樹はこのリンゴの樹を切り倒した後に植えられたもの。
リンゴの樹が切られた理由は。。。イタリアアルプス界隈でリンゴの生産が可能になり、カラブリア州産のリンゴが売れなくなったからとか。現在、少しだけ残った地元のリンゴの樹を増やそうとしている農家さんが増えて、着々と「バニャーラカラブラのリンゴ」が生産されているんだそう。その貴重なリンゴを使っているので、いくらでも作れるという訳じゃないんだそうですよ。

スーパーのリンゴで作るとか、考えられないんだそうで。いいなー、こういったコダワリ♡

 

Taverna Kerikira

電話:0966372260 (要予約)

住所:Corso Vittorio Emanuele II, 217, Bagnara Calabra

8月いっぱいお休み。ギリシャにバカンス兼食材補給に行くんだそうですよw 一番観光客の多い8月すべて休業するって。どれだけ食材に命かけてるのか~‼

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