クロッカスの親せきで、球根部分が食用になるランパッショーニ。カラブリア州の北部でもたくさん取れます。
ランパッショーニはどちらかと言うと「この名前で呼んでおけばみんなわかる」系の呼び名。カラブリア州の一部ではチポリッツェ(Cipollizze)と呼ばれることが多いように思うけれど・・まぁ同じものですw
球根から芽が動き出す前に収穫する必要があるため、私の住むコセンツァ界隈では「早春を告げる野菜」として扱われていて、今回、土地の管理をお願いしている農家さんがコセンツァに来たついでに置いて行ってくれました。
いつもありがとう♡

土の中から掘り出されるので、相当ドロドロなのをきれいに洗い、外側と根を切り取ったら水に浸けておきます。
コセンツァ県の郷土料理には、このランパッショーニとじゃがいもを焼き煮した一品もありますが。。本日は時間が無いので簡単&美味な揚げバージョンでいただきます。
作り方は簡単で、この状態のランパッショーニの芽がでる側に十文字×2ぐらいに切れ込みを入れておきます。
で、後は中温の油で揚げるだけ!

切れ込みからふわーっと広がって、お花のようになります♡
簡単に塩をしてからどうぞ♪ 苦みが「あぁ。春だな~」と感じさせてくれますよ。

本体からちぎれてしまった物は、パンの上にチーズ(もちろん地元のカッチョカバッロ)を乗せ、さらにその上に乗っけて頂くと美味♡
日本には同じような食べ物がないようだけれど・・この時期カラブリア州・バシリカータ州・プーリア州の西側を旅することがあったら、ぜひお試しくださいませ。
まあね。カラブリアのが一番美味だけどね。というのは独り言です(笑