カラブリア州に1軒だけ。最後の羊毛織物工房へ

カラブリア州は山岳地帯が多い為、牛よりもヤギ・羊の酪農が盛ん。寒さの厳しい州北部~中部の山岳地帯では、食肉用の羊よりも羊毛用の羊が多く飼育されていました。

私、食肉用兼羊毛用なのかと思っていたんだけれど、羊にも種類がいっぱいあって、羊毛用の羊さんのお肉は美味しくないんだそうです。。

そんな羊毛を使ったカラブリア州の羊毛織物文化。主に寒さが厳しい山岳地域の生活必需品を作るために始まり、その後はデザイン性の高い製品もたくさん作られるようになりました。戦後、外国製の糸によってカラブリア州産の羊毛文化は廃れるのですが、そんな織物の伝統をかたくなに守る工房が、カラブリア州内に1軒だけあります。

現役で稼働中の機械たち。古いもので約80年ほど経過しているそうです。

外国製の糸、近代工業化の波。経済的に不利だったカラブリア州で、それでも北欧から最新の機械を入れて製品つくりをしていた頃の精神を受け継ぎ、新しい物を入れつつ伝統を大切にしたい当主。新しいデザインと新しい製法で、今後ヨーロッパを席巻する予定! あくまでも予定!(笑

かつて、羊の毛を糸にしていた機械たちも。

現在、カラブリア州内で羊毛はほとんど生産されていないため、ココの機械が稼働するのは工房見学者がいるときのみ。それでもしっかり油をさしてメンテナンスが行われています。この機械が最後に糸を作ったのは、80年代に入るころまでだそう。

工房はショップとアトリエを併設、製品を購入することもできます。一般の人は入れない事務所スペースでは、来秋用コレクションの準備が行われていました。

モードの世界って。。。季節感ないなぁ(笑

工房見学も可能。(要予約)

普段動かしていない機械もONにして、どのように製品が作られていくのかを羊の毛から見ることが出来ます。

この工房の製品は、とにかく日常使いに最適なラインナップで私も愛用中♡ もちろん日本未入荷。そして中には数量限定・シリアルナンバー入りの製品もあります。

工房見学や製品のお問い合わせは上の「コンタクト」からか、カラブリア州をご案内するLa Terra del Soleへどうぞ

 

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この記事を書いた人

澤井英里のアバター 澤井英里 Sawai Eri

イタリア半島の南端・カラブリア州在住。普段は専門職、趣味で現地コーディネーターやアテンド、通訳などをしています。一応ソムリエ。かに座のAB型。

お問い合わせはお気軽にどうぞ

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