唐辛子の勉強会開催

先日、コゼンツァの拙宅で唐辛子の勉強会を開催しました。

なんにでも唐辛子を入れたがるカラブリア州。巷では激辛王国とか唐辛子王国とか呼ばれています。

このカラブリア州で唐辛子というと、まず思い浮かぶのが唐辛子の里・Soverato(ソヴェラート)。
特にPeperoncino di Soverato(ペペロンチーノ ディ ソヴェラート・ソヴェラートの唐辛子の意)は地元の駄々っ子も黙る「辛い」唐辛子の代表で、DOCとDOPの認定を受けているカラブリア州が世界に誇る食品でもあります。
唐辛子アカデミーのあるDiamante(ディアマンテ)も有名ですが「唐辛子生産」で有名なのはダントツでSoveratoですね。

今回の講習会ではカラブリア州産唐辛子の本場・Soveratoから講師の先生をお招きし、カラブリア州で生産されている唐辛子をずらーっと並べて適した生育環境から用途・味の違い、さらに歴史について勉強しました。
勉強会というか・・どっちかというと味見会だったけど、それは内緒の方向で(笑
実は、La Terra del Soleを始めてから私がいつか開催したかった記念すべき「第一回カラブリア食材のお勉強会」になります

勉強のため集められた唐辛子の中に、こーんな形の唐辛子もいました。
ピーマンの形してる~!とかいってる人もいましたが。。お花の形って言ってあげて!

上から見たら完全にお花♡ (←強引w
辛味が強くないので、詰め物をしてアンティパスト(前菜)に使ったりするんだそうです。かわいい♡

ま、まだ緑色なのは確かにピーマンっぽいけどね。。
「スノードロップのようですね♡」と可憐な発言をしてくれた女性参加者さんもいらっしゃいました。

簡単な座学の後に調理実習をして試食。
辛いお料理に合わせてセレクトしたワインも好評で、ワイワイと楽しい会となりました♡
曲者料理ばかりでワインセレクトが大変でねー。。といった苦労話も実はあります(苦笑
このあたり、講師のサポートに回っていた私。なんと写真がありません・・(涙

こちら、お土産用に用意されたどんどん伸びる唐辛子(乾燥させたものとオマケの花形唐辛子)。写真のもので30cmぐらいの長さがあります。
乾燥させて30cmってことは、収穫したてはどれだけ長かったの?って話ですよ!
実が成長する時に伸びながらねじりが入る特徴があり、成長しきった実(唐辛子)はなんというか・・伸びまくった爪の様な形になります。

La Terra del Soleでは今後もカラブリア州の食材や食にまつわる歴史・文化の勉強会を不定期で開催予定。
自宅を使っての勉強会って。。と心配だったけれど、意外とスムーズに進んだし、何よりちょっと楽しかった私(笑
その楽しさが癖になる楽しさで、早速第2回の計画も進行中。でも次回は・・来年、かな(苦笑

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この記事を書いた人

澤井英里のアバター 澤井英里 Sawai Eri

イタリア半島の南端・カラブリア州在住。普段は専門職、趣味で現地コーディネーターやアテンド、通訳などをしています。一応ソムリエ。かに座のAB型。

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