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やっと暖房ON♡我が家の暖房事情とイタリアのセントラルヒーティング

カラブリア州コゼンツァ市内でもパネットーネ・パンドーロなどのクリスマス菓子が並び始めました♡ イタリアは12月8日からがクリスマスシーズン入り。普段は暖かいカラブリア州も最近ぐっと気温が下がり、いよいよ冬の訪れです。

今年のカラブリア州初冠雪!の様子はコチラ(

いきなり作業中、な写真ですが(笑。我が家の暖房器具です。

キッチン改修に合わせ、各部屋の暖房器具にペンキを上塗り。不器用な私には「均一に塗る」がひっじょーに難しく。。。かなり苦労して全部の暖房器具の色の塗り替えをしました。専用のペンキがあって、DIYセンターなどで購入できます。

もともと白かったんですが、経年劣化でちょっとグレーがかってしまっていて。ペンキ上塗りで白くピッカピカになりました♡

で。70年代に義父の建てたこの建物。実は依然としてセントラルヒーティングです。

地下にボイラー室があって、そこで温めたお湯が全棟の暖房器具内を循環する仕組み。最近は各戸独立暖房システムを持っている家が多くなりましたが、我が家のようなセントラルヒーティングの建物もまだまだあるイタリア。

ところがイタリアでは、セントラルヒーティング用ボイラーを稼働させて良い日が行政から通知されます。

また、1日のボイラーの総稼働時間も決められています。

つまり、どんなに寒くても「今年は×月×日から稼働させても良いよ♪」という日の前に暖房はつけられない。さらに、1日中ボイラーを稼働させられるわけではない、ということ。で、これを守らないとエライことになる仕組みです(涙

先日、山間部で積雪したりと朝晩はそれなりに冷え込むようになったものの。。。ボイラーを稼働させることができず、結構冷え込んだ我が家の頼みの綱だったのは・・

まさかのデロンギヒーター! 我が家は壁も厚く窓も2重。室内でガタガタするほどの寒さは感じなかったものの、お風呂場は少し寒いので。。。利用する20分ぐらい前からONにしておいて、バスルームを温めたりしていました。

座っている作業の多い書斎でも空気を汚さないデロンギは大活躍。弱ぐらいでしばらくつけておけば部屋が温まるので、寒いな、と感じたらちょっとつける。。な生活だったんです(涙

カラブリア州でボイラーONが可能になったのが11月15日。つまり昨日!

やった!今日から暖房生活♡となる前に、実は大事な作業がありました。

その作業がこちら。暖房器具の空気抜きです。

これは主人が専門にする作業。ボイラーを使わないでいる期間中にお湯を循環させる管内に空気が入ってしまい、それが主に室内の暖房器具に蓄積するんだそうで。この空気を抜かないとお湯が循環してこないので温まらないんですね。

ねじを回して、器具内の空気を抜いていると「しゅーーーっ」というガス音がします。結構大きな音でびっくり。

管内を循環していた液体が出て来るまでねじを緩め続け、黒っぽい何かが出てきたらねじを締める! これで準備完了♡ 暖房器具が温かくなります♡♡♡

この作業を初めて見たときの驚きと言ったら! セントラルヒーティング自体もびっくりだったけれど、こーいう個別のメンテナンス(?)とかもイタリアらしくてワクワクしますw

 

1日にボイラーを稼働させられる時間が決まっているので、私の暮らす建物では早朝・夕方・夜間の3部制でボイラーがONになります。コンフォートを計算しつくした結果の時間割なんだそうだけれど、例えば早朝にボイラーがONになる前に起床する人や仕事などでほぼ家にいない為、日中暖かい住環境が必要ない人にはセントラルヒーティングは向きません。だから最近の建物は全て独立暖房なんですよね。

実はこの建物のボイラー自体も寿命が近づいているらしく(エンジニアの主人談)、数年中に全棟に独立暖房設置工事が必要になりそうなんだとか。。。配管とか壊すべき壁など、数年先だけれど考えるべきことがありそうで、これもちょっとワクワクしてたりw

リフォームとかは極力したくない主人は、できるだけボイラーの寿命を延ばそうとあれこれしているみたいです。

家も暖かくなったし、これで晩御飯にお客さんを呼んでもOKだ~♡
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この記事を書いた人

澤井英里のアバター 澤井英里 Sawai Eri

イタリア半島の南端・カラブリア州在住。普段は専門職、趣味で現地コーディネーターやアテンド、通訳などをしています。一応ソムリエ。かに座のAB型。

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