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高原のエディブルフラワーでお料理レッスン@チヴィタ

先日、カラブリア州北部のアルブレーシュ(アルバニア系イタリア人)の村・チヴィタ(Civita)で開催したのが「高原のエディブルフラワー摘み&お料理レッスン」。高原野草の植生に精通した専門家をお招きし、国立公園に隣接する友人所有地内を散策&野草摘み。友人宅に戻ってエディブルフラワー(野草)を使ったお料理レッスン、といった1日掛かりの内容でした。

友人所有地といっても約一山。500haぐらいあるんだそうですw どんだけ土地持ちなのw

せっかくなので、という事で。友人ステファニアがコック帽出してきましたw

アルブレーシュの人々はエディブルフラワーについての知識が豊富。チヴィタには現在も羊やヤギを追って生活している人が多く、その活動範囲はイタリア最大の国立公園・ポッリーノ国立公園内も含みます。羊やヤギにとって有用な草、自身に擦り傷などが出来てしまった際の薬草の知識などなどが日常生活にも生きている土地柄で、当然エディブルフラワーについての造詣深い人が多い場所です。

そんな彼らから「先生」と呼ばれている専門家をお招きした今回。参加する側もそれなりの専門家グループだったので、共通言語は英語でOKなご案内でした。でも、ややこしいところはラテン語やイタリア語が飛び交う1日となりました。そして参加グループの皆様と私の間は日本語w みんなの日本語が他の言語につられ、日本人一同「我々の間も英語にしちゃう?」と苦笑いw

普通に歩いていたら見過ごしてしまうような野草がスゴイ効能を持っていてびっくりしたり、エディブルフラワーに似ているけれど食べない方が良い草の見分け方を教えていただいたり。お料理レッスンでは、野草がもつ効能を最大限引き出せる調理方法を習いました。

 

「土地」に密着して生活している人たちの知識は、何にも勝る。そんな思いを強くした1日となりました。

チヴィタも過疎が進み、牧童をしている人はどんどん少なくなっています。あと数十年したら知識が失われてしまうのではないかと危機感をもっているステファニアや地元の有志達。私も声を掛けてもらい、今後少しずつ知識の保全活動が始まる予定です♪

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この記事を書いた人

澤井英里のアバター 澤井英里 Sawai Eri

イタリア半島の南端・カラブリア州在住。普段は専門職、趣味で現地コーディネーターやアテンド、通訳などをしています。一応ソムリエ。かに座のAB型。

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