お持たせにも向く、みんな大好きハチミツ菓子・トローネ(Torrone)

クロッカンテと並び、アーモンド&ハチミツのお菓子として大好きなトローネ(Torrone)。
養蜂をするようになって、好みの味のハチミツ(しかもBIO)がふんだんに手元にあるので、時々どうしても作りたくなります。

野菜を持ってきてくれる農家さんへのお持たせや、ちょっとした手土産にちょうど良く、本年もクロッカンテ同様、何回か作っているレシピです。

目次

我が家のトローネのレシピ

トローネ作りに必要なものの中で、少し特殊なのがこの「オスティア(Ostia)」と呼ばれる白い板状の物。
小麦粉と水で出来ていて、お菓子用具屋さんで手に入ります。
それだけではベタベタなので、トローネはこのオスティアでサンドイッチします。ハチミツと砂糖でアーモンドを固めるクロッカンテとの大きな違いはここ。

材料

  • 砂糖 アーモンドの重量の50~60%
  • ハチミツ 砂糖の80%程度(お好みで)
  • 卵白(分量砂糖と固めのメレンゲにしておく) アーモンド200g程度あたり1つ分
  • 軽くローストしたアーモンド(外皮を取ったもの)
  • バニラ

作り方

  1. 鍋にハチミツを入れて火にかけ、続けて砂糖も加えて溶かす。
  2. メレンゲも加えて練るように極弱火で加熱する。
  3. 1時間ほどひたすら練る。(ずっと極弱火)
  4. 全体的に粘りが出てきたら、アーモンドを加えてさらに練る。
  5. カラメル状になる前に鍋から取り出し、オスティアの上に広げたら、手のひらを水に濡らして押すようにして平らにならす。
  6. 好みの薄さになったら、上からもオスティアを乗せ手で押し付ける。
  7. 常温で冷ます。
  8. 完全に冷める少し前に好みの大きさに切り分ける。

切り分けのコツ

完全に冷め切らないうちに切ると、上手に切れるように思います。
パン切りナイフを使うのもお勧めです。

2日後ぐらいからが風味が落ち着いて美味になりますが、我が家で出る端っこや切り損じは、脇に待機しているつまみ食い班がガンガン消費してしまいます。
ほんっと美味しいので、自家製おすすめ

お手伝いの楽しみ

トローネを作ったお鍋には、写真の様に大量のカラメルが残ります。
水に浸けておけばすぐに綺麗になるので洗い物が楽なのが嬉しいのですが、あんなに頑張って練った後なので捨ててしまうのももったいないとか思うわけで。

我が家では、お鍋に牛乳を入れておいてしばらく放置。
鍋の底をこそげるようにしながら加熱して、ホット・カラメルラテにしてしまいます。
これもとても美味しい(頑張った後だけに、なおさら。

お持たせ用はラッピングします

お持たせにする分は、これまたお菓子用具屋さんで手に入るアレ、なんて呼ぶのでしょうか。
飴とかを包む紙で一つ一つ包んでおきます。

はい。出来上がり。
幾つかまとめて袋に入れておいて、スタンバイさせておけば完璧です。

なおトローネは保存期間が長いお菓子ですが、室温が高い場合は冷蔵庫管理が安心。いただく際は、冷蔵庫から取り出してしばらく常温に放置しておいたほうが、ハチミツの風味をよりよく感じられます。
美味しいハチミツと良いアーモンドが手に入ったら、ぜひ作ってみて頂きたいお菓子です。

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この記事を書いた人

澤井英里のアバター 澤井英里 Sawai Eri

イタリア半島の南端・カラブリア州在住。普段は専門職、趣味で現地コーディネーターやアテンド、通訳などをしています。一応ソムリエ。かに座のAB型。

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