イタリアのパスタの中でも比較的知名度の高いニョッキ(Gnocchi)。
カラブリア州の主に北部では、小麦粉だけで打つニョッキが郷土の味です。(最近はジャガイモ入りでも打つ人がいますけれど。郷土パスタと言ったら絶対に小麦粉のみで打った物です)
ジャガイモ入りのニョッキの方が日本では有名で、お料理レッスンの際などに「え? 小麦粉だけで打つんですか!?」とビックリされることもあるんですが・・
ジャガイモがヨーロッパに入って来たのはコロンブスのお陰。つまり15世紀ごろ。
カラブリア州に小麦粉が入って来たのは2000年以上前なので、歴史的には粉だけで打つニョッキの方が古いんですよね。
いまいち知名度が低いけれど(笑

作り方は非常に簡単で、餃子の皮を作る際と同じです。
まず、粉に熱湯を加えて捏ねます。生地が熱いのでご注意を。
私は、最初のうちは菜箸やフォークを使って混ぜます。

捏ね終わったらひも状に伸ばして、適当な大きさに切ります。
お肉のソースと合わせる際は大き目、魚介類や野菜たっぷりソースと合わせる際は小さ目が良いのですが。。あまり気にせず大丈夫です(笑

指先を使ってクニっと成型。
今回は表面をギザギザにしたかったので、打ち粉をして洗濯板のような道具を使いました。
フォークを使ったり、ザルでも面白い表面になりますよ。
シンプルにプレーンなニョッキでももちろんOKです。
で、生パスタなので・・少し乾燥させます。
我が家は前夜に打っておいて、翌日のランチに食べる。。というやり方が多いかな。
この日は骨付き豚肉のトマトソースで頂きました♡

こちらはプレーンバージョンだったある日のニョッキ。
ちょっと急いでいてスイトン?ぐらいの雑になってますが・・まぁこんなもんでも大丈夫なんだーと思っていただければ(笑

あ、この時もトマトソースでした(笑
カラブリアのニョッキ、どうしてもトマトソースとの相性が良いので。。
ズッキーニたっぷりの野菜ソース、魚介のソースともよく合います。
そしてビックリするほど簡単♪
オーガナイズしているお料理レッスンでも人気の手打ちパスタです。
ぜひお試しください。
おまけビデオ(15秒ぐらい)
カラブリアのベテランマンマがニョッキを作っている様子。
もはや何が起きているのかわからないスピードで作られていくニョッキたち(笑
大量に作る際は、
1)棒状に伸ばさず、厚みのある生地をざっくり切る
2)ひたすら成型
で作るそうですよ。
ご参考にどうぞー