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レストランなのか美術館なのか。判断に迷う郷土料理レストラン・Palazzo Salfi

2023年追記/閉業されました。

コセンツァと周辺のVIPさんたちにこよなく愛されているレストランが、Le cucine di palazzo salfi(レ クッチーネ ディ パラッツォ サルフィ)。長すぎるので地元では「Palazzo Salfi」と呼ばれています。

中国の赤、と呼ばれる色で塗られた内壁が印象的で、さらに調度品もどっしりと重厚な物が多く、全体的にロココ調&ゴシック調な。。。なんだかカラブリアらしくない作り(笑

お手洗いも一風変わっていて、「初めてPalazzo Salfi来たら絶対お手洗いは見ておいた方が良いよ」と言われているぐらいですw

こんな内装のくせして(笑)、お料理はコセンツァとカラブリア州の郷土料理ベースの創作料理。一番の看板メニューがThe・カラブリアな「ストロンカトゥーラ」。地元VIPに愛されているのは、ちょっと素敵な内装と食べなれた味が出て来るレストランだからなのかーとか勝手に想像していますw

建物前もそうそうたる美術品が並んでいて、モダンアートが好きな客層もかなり分厚いんだそう。ちなみに壁に飾ってある円形のアートは、ヴェネツィアのビエンナーレに出展された物です。このほかにもさりげなーく凄いアート作品が展示されているので、館内を探して歩くのも楽しいですよ。

で、このレストランが愛されているもう一つの理由がこの経営陣の人懐っこさw

右がボス、真ん中がシェフで左が副ボス(とみんなに言われてる)です。このレストラン、並み居るシェフが軒並み若いんですよね。ボスが一生懸命地元の若いシェフを育てようとしていて、そんなボスを応援したくなっちゃう常連さんも多いんだそう。カラブリアではまだまだ稀な、ボスが全額負担での海外研修などもさせていて「ボスについて行きます!」なスタッフがいっぱいの、なんだかアットホームなスタッフ陣がこのレストランのもう一つの魅力。

で、この副ボスさんも色々とやんちゃで。
色んな話題を地元に振りまいてくれているっていうのもあって、連日満席が続いているみたいです。

これからの季節は素敵な中庭でのお食事もGood。要予約です。

Via Paparelle, 4, Cosenza 
基本的に月曜定休
お昼:だいたい13時ぐらい~15時ぐらい
夜:だいたい23時ごろラストオーダー

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この記事を書いた人

澤井英里のアバター 澤井英里 Sawai Eri

イタリア半島の南端・カラブリア州在住。普段は専門職、趣味で現地コーディネーターやアテンド、通訳などをしています。一応ソムリエ。かに座のAB型。

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