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春と夏の隙間の時期に感じる「旬」

カラブリア州コセンツァ市界隈、日差しはすっかり夏なのに、心地よい風が吹く一番良い季節が到来しています。

少し郊外に行けば収穫しきれないサクランボがたわわになっていて、知り合いのおばさんから「持って行きな~」と渡されることも。

旬が大変短い桑の実もたわわ。
こちらは白い実がなる樹で、日本でお馴染みの黒い実よりもさっぱりした味わいです。ジャムにするなら黒い方、そのまま食べるなら白い方が好き。

この樹、なんでも樹齢が600年を超えているそうで。
カラブリア州の絹糸産業が盛んになったのは1500年代。時期的にも、この頃に植樹されたモノなんでしょう。
(コセンツァ市には、絹糸の値段を決める市場がありました)

この時期のもう一つの「旬」がアーモンド。
桜の花をほうふつとさせるアーモンドの花も綺麗ですが、この時期の「生」アーモンドは格別の味です。
今年も豊作♡

次の季節を迎える準備も着々といて、こちらは満開のオリーブの花。
収穫は秋になります。

ザクロもほぼ満開。
カラブリアのザクロ、州外に出回る事は少ないですがとても美味なんですよ~

こちらはもう少しで食べ頃の、路地物の桃。
カラブリアの人たちは、ハウス物と路地物は厳密に分けて考えます。
そういえばアンズも路地物のあまーい品種がそろそろ旬です♡

少し見えにくいですが・・クルミの樹です。
中央イタリアでは6月の決まった日に収穫してスパイスなどと一緒に漬け込んだノチーノというリキュールを作る文化がある地域もありますが、カラブリア州では作りません。
もっぱら「くるみ」として頂きます。クリスマス菓子にも欠かせない食材で強健な樹なので、土地のある人は必ず1本は植える樹だったりします。

ブドウの芽かきも時期を迎え、今年は現在までは非常に順調な生育らしいです。
このまま収穫まで順調に行って欲しい。。。

山間部では、ミツバチも大好きなシナノキの仲間が満開。
この花の蜜が入ると、すっきりとした味わいの百花蜜になります。
今年は養蜂も順調で、そろそろ夏の百花蜜の採蜜がはじまるんですよ♪

ヘビイチゴもいっぱいでした。食べないけどw

コロナ禍で家にこもっている間に季節は確実に夏に近づいていて、少しエンジンをかけて動かないと季節に置いて行かれそうです。

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この記事を書いた人

澤井英里のアバター 澤井英里 Sawai Eri

イタリア半島の南端・カラブリア州在住。普段は専門職、趣味で現地コーディネーターやアテンド、通訳などをしています。一応ソムリエ。かに座のAB型。

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